氷柱は好きですか?
「悪いが、会話を聞かせてもらった、わが友イフリーナル
何を企んでおる、答え次第では敵わないとしても全力で阻止をする」
「アリムトラダか、残念だがすでに準備は終わっている」
言葉の後にその場にいる全てのものに範囲束縛魔法効果が発生した
変貌した姿に驚く魔族「魔王様!」
「イフリーナル、まさかあれを目覚めさたの」
君には影響がないことは知っている邪魔をしないでくれ
「君を巻き込みたくない大人しくしていて欲しい」
あれ?なんだか同じものを見た気がするな?
緊迫した状況だったが空気を読めないクレハが会話に割って入る
「ねぇねぇ、クリスタルを頭にのせるの流行っているの?
アイドランスも同じオシャレていたよ くしし」
「不死身のはずだった彼女を倒したのは・・・君なのか?」
驚いた表情をみせていたが冷酷な目をしていた
りのなは心配して守ろうとクレハの前に立ち
「リニスカラム、力を貸して止めないとまずいわ」
怒りの目は落ち着くことはない攻撃モーションに入った
「生かしてはおけぬ、燃え去れ」『禁炎浄化』赤、青、黄の色が複雑に絡み燃え
りのなを避けるように放物線を描くように放つ
その瞬間、クレハも反応して同時に動いていた回避など考えていない
『光雷』クレハは迷うことなく飛び込む
禁炎浄化がクレハの体に直撃して不気味な色を見せ、イフリーナルが不気味に笑うが消え去ったのは禁炎浄化の方だった
炎が消え去るとクレハの勢いは止まることなく、光雷が聖なる波動を強く輝かせ突き刺さる
イフリーナルの体を光雷が穴をあけ、確かな感触を感じたが・・・違和感を感じていた
「フワァーフワァー」
鳥王が鳴くと体に穴をあけたイフリーナルの姿がが氷柱に変わっていた
いつの間に入れ替わったのか?鳥王の近くにイフリーナルがいるではないか
りのなは鳥王の声を聴いて驚いた・・・可愛いらしいあの子の
「その声・・・まさか・・メメラヴァなの?リリアイと同時に存在出来ない設定なのにどうなってるの」
手加減などないのだぞ、攻撃特化のスキルが全く効かないだと、助けてくれなければやられていたかもしれない
この小娘には私の弱点が見えている相手にするのは危険だ
「これほどまでなのか?不死身のアイドランスが倒されたのもうなずける」
信じられない行動を目にしてアリムトラダは動揺した
どういうことなのだ、鳥王がイフリーナルを助けたぞ
獣族と魔族は友好関係で竜族と鳥族が敵対関係だった
意図して争わせていて裏で繋がっていたのか・・・
リリアイの戦いも仕組まれたものだったのか?
アリムトラダの疑心が確信に変わる我々は手の上で踊らされていたのか!
「イフリーナル、答えろ、なぜ、偽りの関係を築き争わせた」
「アリムトラダ、この方は鳥王、冥王、海王の称号を有しておるのだ」
「何を言っておるのだ?」
「その意味を知らぬほうが残り時間を幸せに過ごせる、親友としてあげられる思いやりだ」
事が済んだのかエンペンタールが上空に合図を来るように鳴いた
天空から2匹の竜が降り立つ、その姿は竜と呼ぶには少し変な気配を発している
何て言ったらいいのだろう・・・強い意志を持つような目をしていた
名残惜しいがイフリーナルは去る選択しかできない
りのな、一緒に永遠の時を過ごす選択をしてほしかった
頼れる人がまだいるからまだ迷っているんだよ
人に関わることなく生きていたのに・・・
世界が2人になれば・・まだ、チャンスは残っている
「りのな、お別れの時間だ」顔を眺め悲しそうに伝えた
「りのりの、お別れだってよ?うふふ」
少女のりのな「あいか、そんなこと言われても困るよ」
りのな「「イフリーナル、教えて欲しいの、どうやってメメラヴァを目覚めさせられたの?」
口元が僅かに動いたが魔族の声で打ち消される
「魔王様、何処へ行かれるのですか?」引き留めようと必死だった
逃げるように立ち去ろうとする姿にアリムトラダが噛みつこうと飛びかかる
その瞬間だったエンペンタールが鳴き「フワァーフワァー」
一瞬で全てのもの氷柱に封じ込められていた
あいか、クレハ、少女のりのなには効果が無く
不死身の肌を身につけているりのなにも効果なかった
このまま許っておいてはいけない「リニスカラム、お願い力を貸して」
【マスターお任せください】刀身が深紅に輝き、周囲を照らした
『血の裁き』赤な液体が包み行動不能を試みる
逃がさない絶対条件です続けてスキルを連続する
継続ダメージを与える『血の雨』が降り追加の行動範囲を重ねた
残念ながら効果が無く去る中、浸るよに血の雨を浴びる1匹の竜が語り掛けた
「リニスカラムなのか?」
【まさか・・・ベヒゼロットなの?】
「君にこの姿を見られたくなかった」
【ベヒゼロット、もう永遠にあなたから離れたくない】
『りのなの装備、聖剣リニスカラムが解除されました』
【マスター、恩より愛を選ぶ私を許して・・・】
嫌われたくないでも裏切る形になってすみません
「良いのよ、今までありがとう」
恨み言を言われるかと思っていたのに・・・・
「あいか、氷柱が沢山沸いてまずくない?」
「えー、クレハが真面目に戦わないのが悪いんだよ」
「酷くないですか、仕方がないな・・竜を食べて見たかったんだよね」
「ずるくない?あいかも食べてみたいよ」
捕まえようと走った瞬間だった血の雨で湿った地面で足を滑らせ転んだ
「痛い!クレハが押したでしょう」
「何もしていないのに酷くないですか」
「誰も・・悪くないよ、喧嘩しないで」
その間にりのなに見送られ呪いの竜となったベヒゼロットと聖剣リニスカラム共に去っていった
愛しい人に抱かれ・・・幸せな未来が訪れて欲しい
残されたユリの楽園には墓標のように無数の氷柱が立っていた
もう動くことが出来ないのだからそうなのかもしれない
ユリさん、あなたには幸せになって欲しかった
氷柱に封印されたユリに心の中で話しかける
話が済んだのか、りのながリオンの亡骸に手を合わせ泣きだした
少女のりのなも心を痛めて涙を流す ポッンポッン
涙が止まらない・・・体から神秘的なオーラが流れ出し
横に光り輝くめいなが立っていた「りのたん」と話しかけた瞬間、姿が消え
『不条理のオーラ』が発動した
少女りのなの真の力が解放される奇跡の力
リオンが生き返り、ユリの封印が解除され、装備『イフリーナルの指輪』が外れ呪いが解ける
2人は、お互いを見つけると熱い包容の後、唇を重ねた
恥ずかしそうにあいかは顔を伏せ、少女りのなの目を隠す
クレハは恥ずかしそうに両手で顔を隠すが指の間から覗き見していた




