王冠は好きですか?
リオンが姿を消し、酒場を探したが見当たらず、ドランとリムトラはユリの楽園に帰ることにした
町の外に出ると雑音が消え、ゴゴゴゴゴ
雷鳴が魔女の森で鳴り響く、離れた町からもわかる激しさだった
「ドラン、背に乗ってくれ」悪い予感がして急ぎ帰路につく
見境もなく雷の剣を振り回していたがそこに一羽のニワトリが入り込む コッコッコ
ドランとリムトラが戻ると倒れるリオンの背中でニワトリが立ち鳴いていた
ユリの無事を確認するとムトラは遠吠えを繰り返す
真っ先に現れたのは、ご飯の時間ですかとフワァーフワァーと鳴くペンギンだった
襲撃を一部始終見ていて仲間を見捨てる姿が許すせず姿を現した
分かれてていたインデスラが合流してきて横に並ぶ
マモンレプトがいると分かると襲いかかろうとするが制した
「相変わらずだな、仲間を見捨てて逃げるとは呆れた奴だ」
「アスゼルロス、お前が相手ということか?」
俺にやらせろと前のめりになる姿を見て「いや、インデスラだ」
「下級魔族を相手にさせ、疲れた後を戦うか?お前の方が呆れた奴だ」
「そうか考えるか グハハハ」鼻で笑う
我が相手しても構わないが、お前が見捨てた3魔族がどう変わったのか
今の力を身をもって知り、襲撃で同じように見捨てた罪の深さを感じるがいい
指名してくれたことにギラギラと目を光らせ細く微笑む
インデスラは待ちきれないとばかりに攻撃を開始した
両手を合わせ呪文を唱える、マモンレプトは小物相手に避けるまでも無い
片手で闇魔法を受け止め握り潰そうとしたが予想外のダメージをくらう
ぐは!慌て下がり体勢を整えようとするがすでに後ろに回り込んでいた
動きがまったく分からなかった、気が付き振り返る顔に手が伸びてきて闇魔法を至近距離で受け燃やされる
転がり炎を消す、マモンレプト姿を見下ろすように眺め待っている
魔王から新たな力を授かり舐めて隙をつかれたが・・・
追い打ちをかけなくても倒せると言いたいのか!馬鹿にしおって
闇のオーラで守りを固め、闇の力を高めると闇魔法をインデスラの体に打ち込んだ
身動きもせずに耐えきり、胸をパリパリとかくと闇のオーラごと闇の炎で焼き払う
信じられない光景に膝から崩れ落ちる・・・この力の差はありえぬ
使い捨ての下級真族だぞ、我は新魔王様に認められた精鋭魔族だ
プライドを投げ捨て姑息に闇魔法を爆発させ視界を封じる
目隠しは成功した木っ端みじんに消し飛べ、飛び上がると大きく膨れ上がった闇魔法を放った
攻撃した先にはインデスラの姿は既になく、グハ!腹部を激痛が襲う
「下級魔族に・・・敗れるなどあってはならぬ」
マモンレプトが逃げ出そうとした瞬間、体が自然に反応して先回りをするとンデスラは止めをさした
デフラデスとアプデスタが合流する
謎の存在を確認証と四方を囲み観察していたが
「アスゼルロスの力を奪ったものは現れなかったな」
「正体が分かるか期待したが・・・・」
「近寄り過ぎたら危険だ仕方あるまい」
アスゼルロス達は魔女の森から立ち去った
魔族城の王座に上級魔族が集まり新魔王の帰りを待つ
だが、魔王リィーングトンは2本の聖剣に倒されたが
玉座に王冠が現れ、漆黒の炎が燃え上がり、人型の影が伸びていく
ゴゴゴうと激しく燃えがると魔王リィーングトンが復活するとマントを翻す
魔王の登場に歓喜が起きたが、ため息の漏れる声も含まれていた
魔王が呪文を唱えると無数の魔法陣が現れ、倒された魔族が復活する
その中には、マモンレプトの姿もあった
魔族達が声をあげる新しい魔王の誕生に拝謁いたします
集まった魔族達を下がれせ、マモンレプトだけを残した
「魔王、イフリーナルの指輪を奪うことが出来ませんでした」
「随分な数が復活したが、全滅させられたか?」
「一人の人間に手も足も出ませんでした」
「それは真か!勇者なのか?」
「勇者ではないようですが、聖剣に劣らない武器を使われまして申し訳ありません」
「それは興味がひかれる話だ、詳しく説明せよ」
マモンレプトから説明を受け企む、好都合かもしれぬ
少女に話しかけるには2本の聖剣が邪魔になる
魔王といえど意志を持つ聖剣の相手は難儀だ
指輪と剣を同時に手に入れようではないか
ヴルムワームはアスゼルロスとの合流に向かい
ヒューヴォードヴェルは、竜王ヴルムワームとの謁見に向かった
魔王イフリーナルは倒さ、獣王だけで再び封印することなど不可能だろう
敵とはいえ知らせぬわけにはいかない仲間が巻き込まれる
戦うか?降るか?存亡の選択が訪れる、敵わないと分かっていて竜王は戦うだろう
敵対勢力も強大な敵を知れば、手を組む可能性がかもしれないが
対抗するためには鳥王を説得して連携を深めなければならない
もしも鳥王がリリアイ側についたら止められる手段はなくなる
リリアイは竜王を名乗っていた、最初の標的は竜王ヴルムワームだろう
翼を持たない者には存在すら知られる事のない場所に竜城はある
飛べるだけでは攻めるどころか辿り着くことすら厳しい
天空まで届かんと聳え立つ休火山中に入り口はあった
魔力を奪われ弱った力では、力強く上昇していくのは厳しい
強風に吹かれバランスを崩しながらも、風に乗り休憩をはさむことはない
幼い頃に受けた試練を思い出しながら確実に上昇していく
竜族は成長すると竜城から追い出され自らの力で戻ることが出来なければ仲間と認められない
長い年月をかけ故郷に帰還する頑丈な体はこうして作られるのだろう
若いあの頃の気持ちを思い出させるとはヒューヴォードヴェルはギリギリの状態だがなんとか入場できた
竜城にある巨大な王座でヴルムワームは眠っていた
随分待たされたな忠誠を誓うのか?再び挑んでくるか?不気味に笑う
「魔力を全く感じぬ、期待外れではないか」
城に辿り着くのに魔力を使い果たすとは愉しみにしていたのに期待外れではないか
投獄され牙を無くした奴など必要などしない
「ヴルムワームよ、何をしていた新たな竜王が誕生しておるぞ」
「なんの冗談だ、竜王の称号は簡単には得られぬ、お主がよく知っているだろう?」
「女神リリアイの仲間に誘われたぞ、意味は分かるだろう?」
「馬鹿な、魔王イフリーナルの裏切りに遭い、封印されているはずだ」
「ヒューヴォードヴェルのこの姿が証になるであろう」
竜王の座を奪うならこいつだろうと警戒していた
反逆の竜族と憧れるものもおる、ボロボロの姿はそういう事か
「そうか誘いを断って力を全て奪われたか、だが信じられぬ」
「信じぬのならば、確かめてみるがよかろう」
「どつらにもつかぬということか、報告に来たことに免じて今回は許してやろう」
立ち去るヒューヴォードヴェルを見逃した
力の失ったお前に興味などない葬り去ることなど簡単だが反抗的なお前が来たことに意味がある
投獄した残りの竜族にも噂は流れるだろう ガハハハ
禁じられた力を扱う魔王イフリーナルの封印が解かれることなど信じられない話だ
退屈な日々には飽きた、何者か確かめるのも一興か
リリアイが万が一目覚めたとしても、鳥王の力など借りぬわ
何もせずに王座に座っていたと思うか 混乱する世界、望んだ展開だ
ナイアビロロでは、組体操らしきものが行われていた
バシリスク達がピラミッドを作るとめいながリリアイを頭に乗せ、長女で歌を歌っている
なんだか楽しそうにリズムをとりながら首が左右に揺れる
りのなが、調べることがあるとレムヴシアをのして移動していく
フィムドーンがめいなに力をつけて欲しいと懇願するとアトバーレオンを召喚した
「ここは、お呼びですか?」
「こんにちは♡ あれ見せて」
幻獣化すると巨大なライオンに姿を変えた
「我が主よ、ありがとうございます」
「ふふふ、まだです♡」ねっ子とりっ子が召喚させ
ねっ子も幻獣化すると、りっ子は神龍化する
ピィィィィとリリアイが鳴くと「みんなで遊ぼう♡」
めいなが12枚の翼を広げると一斉に襲いかかる
都市は光と爆音に包まれ、ゴゴゴゴ、ゴゴゴ 破壊尽くされる
【なんですかこの方々は?世界の崩壊が始まるの?】
【精霊さんの愛情表現だと思われます】




