襲撃は好きですか?
連日の猛特訓で疲れ果て死んだように寝ていた
東窓から入る日光が熱く寝過ごすことはめったになかったが
いつも違う優しい日差しにリオンは寝過ごしたことを理解して慌てた
夜の酒場に行く予定だから夕方まで十分な時間があるが
防具の制作に日記の翻訳、農作業を手伝って僕のために頑張るユリさんの負担を減らしたかった
まだなにか手伝えることがあるかもしれないと準備を終え寝室を出るとドランがすでに待っていた
「すまない疲れてきって起ききれなかったようだ」
「気になさらないでください、待っている間に食事をご馳走になりました」
手伝いするどころかお客の相手まで、感謝を伝えておきたい
ユリに声をかけようとしたが、『アイドランスの日記』を開いたまま机にもたれかけ眠っていた
リオンは寝室から薄い毛布を持ち出してきてユリの肩にかける
頑張らせてしまってすまない「いつも、ありがとう」
感謝の気持ちを伝えると肩にリムトラを乗せ町に出かけた
出掛けるリオンとドランの姿を監視していた
防衛のための配置されているゴーレムのに察知されないように
魔女の森に潜む大勢の魔族、二手に分かれ
出掛ける背後を少数で追っていくがしばらく後を追うと不思議なことに戻った
戻った先にはマモンレプトの姿がその目的はリオンの弱いであろうユリを人質に取る襲撃を企てていた
これだけ距離がはなれれば、万が一気が付いたところで間に合わん
マモンレプトが手を上げると潜んでいた魔族が立ち上がる
ニワトリを捕まえようと追いかけていたインデスラがその光景を見てしまう
追うことを諦め、仲間の元に戻り報告をする
「リオンが襲撃をされそうだ」
「接触をする前に先をとられたか」
「どうする、助けに入るか?」
「アスゼルロスはどう考える?」
「必要ないだろう、この状況乗り越えないような奴なら仲間に誘う必要もない」
「だが、やり方が気に入らん」
「助けに行きたいようだが必要ないだろう」
「それは、どういう意味だ?
「あの家には、とんでもない化け物が棲んでいる
みていれば分かる、面白い見世物だ見に行こう
近づきすぎるな、これだけは注意しろ」
マモンレプトは不気味に笑うと襲撃の合図をおくる
めいなの声にリィーングトンは、へし折ろうとしていた力を緩めると怖い顔で振り返る
ヒューヴォードヴェルを地面に下ろすとデレっとした声に変わり
「ごめんね、怖かったかな?冗談だよ」激しく瞼が動く
「ふふふ、苛めたら駄目ですよ♡」ピィイ
冷静なふりをしているが内心ドキドキだったら嫌われたらどうしよう!
ニルレルナヴァルムは助けによると声をかける
「ヒューヴォードヴェル、無事か?」
「リリアイに力を奪われ隙をつかれた」
「みたことない魔族だが、侮れぬな強い闇の力を感じる」
唯ものではない、気配を全く感じられなかった
いままで感じたことない秘めた力を感じる
投獄されている間に全ての考えを改めばならぬか
このままでは時代についていけず我々は飲み込まれて消える運命だ
魔王リィーングトンはおどおどしながら
「お腹がすいた時間じゃないかな?お城でご飯食べない?」
誰も引っかからないような挙動不審な事を言い出した
冷静になってリニスカラム、怒りの感情を引き出そうとしてる
落ち着かせようとした瞬間だった感情が高ぶりスキル使う
【ふざけたことを、レムヴシア、下段は任せる】
『血の雨』豪雨が降り落ちるが闇のオーラが無効化させる
『闇の浄化』レムヴシアが聖魔法を使うとジュエルエフェクティヴサークルが神の加護を増幅させた
不思議だわ聖女ハゼロモス様の気配を感じます
魔王リィーングトンの足元から白光が天空へと伸びていく
ジィィィィ、闇のオーラでなんとか防いでいるが衰えるどころか聖なる光の威力が上場していく
【止めはモンくんに、いえ・・・何でもありません】
神の加護が増幅されている!モンくんのスキルは致命傷を与えられる可能性が高いだろう
すぐに撤回する下手に手を出ししたら一生恨まれる感じがして怖いんです
魔王リィーングトンは身の危険を感じると闇のオーラの強度を下段強化に変えた
上段が弱まりリニスカラム の悲しみが血の涙となり闇のオーラの中に浸透していき、魔王リィーングトンを襲う
継続ダメージが発生する「グヌヌヌヌ、なんなのだこいつらは、止めい」
攻撃の手を緩めることなどありえない勇者ベヒゼロットの最後の後悔を私が取り除く
瞬間移動すると倒れのたうち回る「ウッギャァァァ」
聖なる光からは逃れられたが血の雨の継続ダメージは止まらない
ここは分が悪い一時撤退するか!その前に最後にあの子の顔を眺めたいい
めいなは笑顔だった「ふふふ、可愛いですね♡」ピィィ
「おお!ご機嫌だ」心を射止めてるかもしれない
魅了されて冷静な判断が出来なりで逃げるチャンスを逸した
これがリリアイの力か心を操ることに長けている魔族が魅了されておる
竜王の座を狙う孤高の竜と一目置かれていたフィムドーンだったが
配下に成り下がった・・・長くいると避けることは不可能なことかもしれん
「これはまずい・・・我々も骨抜きに魅了されかねない」
ヒューヴォードヴェルとニルレルナヴァルムはこの隙に逃げだす決意をする
「フィムドーン、またお会おう」
「待て、主に紹介を終えておらぬ、忠誠を誓えば新たな力をえれれるぞ」
慌てて引き留めるが、惑わされているものの話など信じることは出来ない
「お主は惜しいが、リリアイは危険だ、まともな精神状態のときに話そう」
「我、ヒューヴォードヴェルが約束しよう、力をつけ、時が来たらまた姿を現す、その時までひとまず退散だ」
飛び立つが、翼の動きは力弱く上昇下降を繰り返しながら去っていく
追えばすぐに捕まえられただろうがフィムドーンは、見送った
めいなに抱き付かれ頭をなでなでされていたから!
「トカゲさん♡」ピィィイィ「めいなちゃん竜族だよ」
めいなに振り向いてほしいと近づこうとするが『血の十字架』赤い閃光が放たれる
『血の十字架』『血の十字架』連続攻撃に闇のオーラが振動して動けない
ハゼロモス様、あなたの存在をもっと感じさせてください『闇の浄化』
上空へと聖なる光が伸びていき増大した強力な力に遂に闇のオーラは消え去った
【マスター、私たちを投げてください】
めいなわ指示通り投げた、見当違いな方向へ山なりに飛ぶ
【リニスカラム、私たちの力を一つに】
お互いを求めるように引き合うと方向を変え グサリ
魔王リィーングトン体に2本の聖剣が突き刺さっていた
『血の裁き』全身を真っ赤な液体に包まれ行動不能にすると体力を大幅に削り取る
『聖十字架』刺さったところから聖なる光が広がり十字の光の柱が立つ
全身をを浄化させ、真っ白な光に包まれ燃えつくす
モンくんは慌てた【止めは頂きます】ソードに変わると急ぐように飛んでいくが、一足遅かった
触れる直前で「グワアアアア」魔王リィーングトンは断末魔をあげ消滅した
リニスカラムとレムヴシアは討伐を果たせたことで胸を熱くする
ガーン、血となり肉になっていたはずなのに、モンくんは涙した
ピィィィィ、リリアイがお腹が空いたと甘い声で鳴く




