雛は好きですか?
穏やかな海の中の部屋、照らされエメナルドグリーンが広がる、
波の動きが激しい水面と違い周りを泳ぐ魚は口をパクパクさせている
子守唄が海の中にも響いているのだろうか
ゆっくりとなんだか、眠そうな動きに見えた
優しく頭を撫でられ膝枕をされ寝ているめいな
やすらかな吐息が聞こえてくるよ スースー
可愛い寝顔を見つめながら、美しい歌声が響く
女神リリアイは♪何度も生まれ変わるの♪
力は受け継がれるが♪生まれる命は、新しい魂♪
天使か?悪魔か?その答えは♪世界が決める♪
どうして力が使えるの?根元なる力が話しかけてくるから♪
それなら♪秘密を知る前に過去と未来は繋げないといけない
世界はあなたの誕生を待っている♪
悲しむことは無いよ♪すぐに生まれ変わるのだから♪
始まりの女神?終わりの女神?求めた結果♪受け入れて欲しいの♪
早く誕生して寂しいから♪根元なる力があなたを待っている♪
世界が終わる前に♪新しい世界と繋げる為にあなたが必要なの♪
女神リリアイ♪私の子♪
女神リリアイ♪世界を見守って♪
りのなが子守唄を歌っていると、めいなの翼がピクピクと動き出す
羽毛の間から七色の光が漏れ、部屋の中を光が満たした
ピキピキ、子守唄に反応したのか?めいなの気持ちに応えたのか?
たまごが割れ、リリアイが誕生した ピィィィィィ
お腹空いたよと鳴いている?早く抱きしめてと愛情を求めているの?
ごそごそと、めいなの翼の中を移動しながら体を突き起こしていた
懐かしい・・・知っているわこの鳴き声、え!?え!?
「嘘でしょう?まさか、なぜここにいるの?」
ピィィィィィィ、甘えるような鳴き声が部屋を埋め尽くす
「ふぁぁぁぁ」なぜか、めいなも、甘えるような声で鳴いる
ピィィィ ふぁぁぁぁぁ ピィィィィ ふぁぁぁぁ
「え!会話しているの?」
なになに、この不思議な光景、会話内容が気になる
めいながすくっと上半身を起こすと翼の中に手を入れた
優しく両手で取り出すと目と目をあわせて「はじめまして♡」
「あらあら、生まれたのですね♡」ピィィィィと鳴いて返事を返した
「リリアイ、お腹空かせているみたいね」
「そうなのね♡は!お魚ぁー」
めいなにリリアイを預けた いかないでとピィィィィと鳴いた
起き上がり走ると透明な壁に激突したが顔を押し付け、手を伸ばし捕まえようとしている
リリアイが、指の間を抜け出して、追いかけていった ピィィィ
くすくす、めいなちゃん、本当に可愛いわ ピィィィィ
「めいなちゃん、食べ物を取りにいこう」
「うん♡」ピィィィ りのなが手を握ってとさしだした
めいなが走るとリリアイも後をついてくる、優しく抱きしめて、りのなの手を握りる
「めいなちゃんの思いついた所にするね」『りのなの指輪』を使用する、
頭に思い浮かべた場所や指輪に記録されている場所に移動できる指輪だった
この方法も駄目なのか・・いやぁーだ、上手くいかないわ
ユリは工房で重大問題に頭を悩ませていた
獣族の毛が付着しない、炎で解けるような装備品に付けるわけにはいかない
編み込もうととも考えたけど、長さが足りない短すぎるよ
時間かかるけどそれしかないのかな?そうなると毛が足りないか
結んだ部分は効果も上がり丈夫になるかもしれないけど
膨大な時間がかかるわ、日記の内容確認も頼まれてるしな
アイドランスの探求した永遠の美容・・・気になる!
属性攻撃耐久効果、誰もが欲しがる夢のような防具
今まで獣族の抜け毛を集めて同じこと考えた人いたよね
完成品の噂すら耳にしたことない、不可能な事なのかしら
思い付く人がいなかった?私も出来ないし諦めたのかもしれないわ
なにかいい案はないの?リオンの体に育毛するぐらいしか思いつかない
毛深いのは嫌いではないわ・・・駄目だ!それは止めておこう
リオンには、似合わない!見慣れれば好きになるかな?ないな!
思い浮かべたのは、温かい日差しが差し込む食卓だった
趣味のいい内装にりのなは、興味津々んで眺めている
いないな?畑かな?「ユリちゃん♡、いませんか?」
帰ってきたのね、お腹空かせているのかな「はーい」
ギィー、扉を開くと、天使に小鳥が鳴きながらついて歩いてきている
おとぎ話を見ているみたい、可愛いぃー ピィィィィィ
「初めて聞く泣き声だけど何の鳥かしら?」
慌ててりのなが、声をかけた「うふふふ、リリアイなんですよ」
「あら、お客さん、初めましてユリと申します」
「挨拶が遅れました、りのなと申します」
「りのたんと雛ちゃん、お腹空かせているの」
「私は、結構ですよ、気になさらないでください」
「そんなこと言わないで食べていってください」
「ユリちゃんは、料理が上手なんですよ♡」
「なにを食べれるのかな?」
頭を人差し指を当てながら、考えて答えが出た
「う~ん、それは、分からない♡ ふふふふ」
「私は刻んだ果物を食べさせていたから、果物が好きかもしれないわ」
鳥に詳しい人と仲良くなったのね「一緒にご飯食べましょうね」ピィィィ
ニルレルナヴァルムの空中戦は、まだ続いていた
逃げ回る戦い方で完全に怒らせてしまい体当たり攻撃を執拗に繰り返される
徐々にではあるが風魔法の威力を調整して避けにくい角度で仕掛けてきていた
聖なる光を抑えながらモンくんもめいなを探している
怒りと忍耐強い性格が皮肉にもお互いに技の精度を高め合っていたのだ
遂に反応が来た【精霊さんを察知しました】
精霊さんの胸に帰ります、中々の強敵でしたがおさらばですよ
逃げ回っていただけだったのだが、あれ、移動できない
戦闘中は、移動技が使えないのか!攻撃を止めて下さい、諦めてください
飛行して風を餌に怒りの闘志が完全に燃え上がっていますよ
諦めて戦うしかありません、攻撃が1発当たらスッキリして帰るかもしれません
モンくんにターゲットが変わり追いかけられてる間にバシリスク達は女王の元にかけつけようとしていた
古代都市ナイアビロロでのめいなの感情の変化を感じ、心配してさがしていたのだ
砂の中を潜り探し回ったが入り口を探し出せなく、砂漠でうろうろしていたのだった
モンくんを助けに来ていたわけではなかった!残念
水中の部屋の中にいた間は、場所が分からなかったが、魔女の森に向か進んでいく
フィムドーンを背に乗せ、魔族の領地を移動したことで
竜族との争いを準備していたマモンレプトが、配下を連れ動き出した
バシリスクの王が新魔王じゃないかと伝え聞いた
何度か、偵察部隊を送り観察させていたが、報告がなくただの噂だと考えていたが
噂に聞く新魔王が動き出したのか?竜族を倒して担いで走り回っているらしい
これは、魔族の領地に誘い込む作戦なのか?
プライドが高い竜族だが、罠だとわかって取り返しに来るだろうか?
反応をみているのかもしれないな、新魔王は切れ者かもしれない
歴代魔王の闇の炎が黙らされたと聞いて、事実か確認に行ったら闇の炎が全て消え去っていた、正直驚いたぞ
恥ずかしいがマモンレプトは、あまりの痛みに耐えきれずに逃げ出してしまった
皆も同じような結果だった・・・魔王になる高い壁を痛感した
体を燃やす後遺症で眠れぬ夜を幾夜過ごした事か、だが成功したものが現れた
魔王候補の資格を得れたのはアスゼルロスだけ、精神的な屈辱を味わされぞ
だが、奴は人間を救った3魔族を救い、裏切りの疑惑がかかっている
愚かな奴だ、たしかに強いが、闇の心を利用する戦略を嫌っている
魔王には相応しくない、フハハハ、先に新魔王に接触して地位を確保してみせよう
アスゼルロスよ、重宝される存在なのは私なのだよ




