丸いお菓子は好きですか?
砂漠に埋もれた古代都市ナイアビロロ、盆地にあり豊かな都市だった
丘のような山々に囲まれ活気ある都市の様子が一望できた
砂の中に埋もれてしまったのは一人の少女ハゼロモス、聖女が誕生したことから起きた
彼女の起こす奇跡の力は、訪れたものを癒し治療した
聖女と崇められたが、その力には呪いの制約がかけられていたという
遠い村に住む優しい男性、彼は頼まれたことは断れない、約束を破らない
ナイアビロロの訪れたのは、頼まれたからだった
ハゼロモスと男性は、運命のいたずらか、運命なのか、出会ってしまった
男性は一目ぼれして必死に求婚を求めたが、いい返事が返ってこない
心惹かれていたが、諦めてもらおうとハゼロモスはある提案をした
結婚したいのなら苦しむ人々を救ために、魔物を操る魔王を倒してほしい
ハゼロモスには分かっていた・・・平凡の彼には、不可能な話だと
彼は、告白を受けてくれた勘違いした、愛する心は、奇跡を起こすことになる
魔王を打ち破る方法を探し求め、冒険を繰り返すことで強くなり
仲間と友情を深め、困難を乗り越え遂に聖剣を手に入れた
激闘の末に聖剣が闇を切り裂き、無事に魔王を討伐して、ハゼロモスに約束を果たしてほしいと告白をしたの
いい話よね、力を持たない者が、愛の力で世界を救う
2人の愛は深く、白髪になるまで添い遂げると人々は思っていたんだけど
1年でハゼロモスが亡くなってしまって、永遠のお別れが、訪れた
恋した結果、命を失わせたことを男性は、奇跡の力の理不尽な制約を知らなかった
あなたと過ごせた時間は1年だったけど、残りの人生を捨てる価値があったの
悲しまないで、私の事は忘れていいから新しい恋を見つけて、最後の言葉だった
最後まで笑顔で恨みの言葉を言わなかったハゼロモス、その事で自分を責めた
彼は、愛に疑問を感じて、制約をかわし聖女にした神を恨んだ
聖剣を聖女ハゼロモの墓標として、この都市に刺すと姿を消した
しばらく噂があったけど、彼が目撃されなくなった次の日から、竜が暴れ回った
竜の噂が立つと不思議な女性のような鳴き声が都市に響いたそうなの
最愛の人を失って姿を消した彼の名前はベヒゼロット
周りの山々は、竜に崩され、土砂でナイアビロロの都市も埋もれ
不思議なことに死者は出なかったけど人々は怖くなり都市を去った
そうして現在に至った・・・悲しい勇者と聖女のこの都市にまつわる話でした
パチパチパチ「はっ!砂踏んだら悲しいそうな声、聞こえた」
「もしかしたら、今も悲しんでるかもしれないね」
お話を最後まで聞いたら、お菓子のご褒美が貰え笑顔になる
丸くて可愛いなぁ♡小さなお口でパクリ、もぐもぐ
悲しいお話を聞いた後だからお菓子も涙の味がするのかな?
「ふふふ、甘しょっぱくて大人の味やあ!美味しい♡」
「わかるんだ、生地に秘密があるのよ」
「ふふふ、みなつみたい♡」美味しいていうと説明してくれたな
「お菓子作りが得意なお友達がいるのね」
両手に持つとパクパクとよく噛まないで飲み込んで喉を詰まらせた
めいなちゃん、大丈夫?水の精霊が水を流す、口を開け飲み込んだ
プハァ「死ぬかと思った♡ふふふ」
「取らないから、慌てて食べなくてもいいのに」
お菓子で喉を詰まらせるようでは、ザートワーム丸呑みは無理だよ
立ち上がり都市の中を探索しようとしたら、謎の女性に止められる
「村の中央には、魔物の住処が出来ているわ」
「あら、そうなんですね♡」
目をキラキラ輝かせ、怖いもの知らずかな・・・心配だよ
「名前を名乗っていなかったわね、私の名前はりのな、めいなちゃんでいいのかな?」
「りのたんなの?あああああ、老けたよ」
逢いたかったのに気が付かなかった・・別人みたいだよ
私が力もってるから、時間が進むのが早いの?
竜に乗った時、りのたんが前に座ったら、景色が見えない
前に座ったら景色しか見えないよ うううう
歌うたいながら、並んで手を握って歩きたかった
拭いても拭いても涙が止まらない ううう
「こら!歳はとってるけど、見た目は若いんだぞ」
「ううう・・本当?りのたん」そうか!見間違えたのかな?
「どうかしら、しわ一つもないでしょう?」
「りのたん、もっと若かった・・・老けてる うわぁぁ」
こんなに泣いて、若いと思うだけどな・・・いやーん、ショックだよ
否定したから、悲しくなったのかな?認めることも大事
「もう、いいわ、あなたに比べたら仕方がないか」
「りのたん、足長くて綺麗 すべすべ」
足が気にったのか、抱きしめると顔をスリスリ
「ありがとう、どうしてここにいるの?」
頭に指を当てて考え「う~ん?忘れちゃった♡」
そうか・・・忘れちゃったか「私は、人を探しているの」
不思議そうな表情で「あらあら、めいなは、ここですよ♡」
可愛いい探してるのがあなただったらよかったんだけどね
「あら、逢えた、うれしいわ、でもね、他の人も、探しているの」
「誰かな♡?う~ん、ひにか?かな?」
「残念だけど違います、古代都市に封印されたみたいで探しまわってるの」
「え!誰か、掴まっちゃったのかな・・・心配」
「この都市、怪しいんだけど、魔物が住処にしていて困っていたの」
「りのたんは、攻撃無効化、持ってるけど、攻撃は当たらないもんね」
「難しい言葉使うわね、確かに私は、この世界では不死身に近い装備してるかな、良く知ってるわね」
「ふふふ。侮ってはいけませんよ♡」
見た目は肌にしか見えないはずだのに、違いが分かるのか
「私は暗闇でも見える装備だけど、天使は煮えるのかな?」
「精霊さんです♡ふふふ」
「立派な翼だから天使だと思い込んでいたわ」
「モンくん、出番ですよ♡奥までピカンとして」
【精霊さん、懐中電灯ではありません】剣に変わると聖なる光で奥まで照らした
「あら、便利なもの持ってるわね」
「伸びると奥まで照らせるんですよ♡」
『モンくんの評価が懐中電灯から蛍光灯に変わりました』ワーイ
しばらく、町の中を歩いていくと巨大な祭壇があった
モンくんの聖なる光が照らすと拒否するかのように強烈な光が反射している
「眩しい!あれが聖剣なのね、しなやかで美しい」
祭壇の頂にささる聖剣は、女性の腰のくびれのような曲線で美しかった
祭壇の近くまで寄ると聖剣を守るかのように魔物が姿を現す
『キングザートワーム』砂漠を支配する主と言われているが、噂だけで目にした者はいない
ザートワームを遥かに凌ぐ、強い電力を操り、近寄ることも出来ないという
「めいなちゃん、近寄り過ぎると感電するから私がいくわ」
話を聞いていなかった、ぴょんぴゅんと嬉しそうにかけていく
キングザートワームが電力を解放した瞬間、『精霊チャーム』が発動して力を奪う
電気攻撃がキャンセルされ、驚き動きが止まると、めいなが飛びついて噛みつく
食べようと歯を立てるガブリ、激しく暴れまわり抵抗する
奪いとった精霊が話しかける、お腹空いてるの?食べるのは大変だよ
暴れてるから難しいのかな?そうかもしてないね、動き止めてあげよう
雷気無効化を有するキングザートワームを内部外部から電気が襲う、ピーンと伸びると焦げていく
「美味しそう、いい香り♡ですね ふふふ」ガブハフハフ
「めいなちゃん、火通してから食べないとお腹壊しちゃうよ・・・あ、丸焦げだ」
「りのたん、美味しいよ♡一緒に食べよう ふふふ」
「私はちょっと、ヘビだよね」
めいながかぶりつき、肉を噛み切るとジュワァ美味しそうな匂いに包まれた
嫌がっていたが、次第に興味がわき、りのなも、一口食べてみた
「本当に、美味しい、口の中で溶ける」
念願のザートワームの丸呑みとはいかなかったが、食べられて満足なめいなだった
武器よりヘビ!聖剣が放置されていた




