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大地の涙は好きですか?

めいなとみなつは手を握り、奥へと進んでいく


あらあら、岩の独特の反響音が気になってしょうがない

指でトントン、中指と薬指をたてて叩くといい音が鳴る

人差し指を合わせ3連続でトントトンと弾く、はぁぁ


握る左手がゆれて、壁際から音が聞こえる

指でお絵かきをしているようだけど口角が緩む横顔が可愛い

眺めているとリズミカルに音が変わり壁を指で弾いているんだと気が付いた、

頭の中でメロディーが流れ、鍵盤を弾くように指が自然に動く、私もたまにするわ

「みなつ、向こう叩いてみて♡」

「わかりました」

「いいですか?♡」

「はい、こうかしら」

指がジィーンと響くように痛い、音が出る強さで叩けないよ

「みなつ、掌でね パチパチ叩くんですよ」


掌をボールを持っている感じで、空気叩きつける感じなのかな

めいなのリズムにあわせて叩いていると、美しい歌声が聞こえてくる

好きですか♪好きですか♪好きですね♪好きですね♪

音が反響して、神秘的、でもこの歌詞は?ぷっ、でもこの子らしいか

ゴゴゴゴ 小刻みな振動が、しばらく続くと隠し部屋が現れた


モンくんが、照らす、キラキラ、時折、雫が落ち反射して輝き、綺麗

目で追うように落ちていく瞬間を見ていると発見してしまった

地面に盛りあがった白い塊、まさか、岩塩と雨水が自然のフィルターを通ることで出来上がるという

高価で取引されてる塩、一振りかけたら味が激変すると聞く

『大地の涙を手に入れた』


ここまで大きくなるのは、何千年かかったのだろう、持ち帰るべく取り出していると

「みなつは、猫さんと竜さん、どちらが好きですか?」

猫派?犬派?・・・わかるけど、竜なの?ペットにできるの?

餌は、何食べるんだろう?肉食なのかな?ちょっと、怖い光景が頭に浮かんだ

最強の捕食者、足爪でグサリ、一噛みで粉砕して、飲み込む・・・こわ!

ペロペロとミルクを舐める、雑食の猫が面倒見やすいかな、食事光景も癒されそうね

「強いて選ぶと猫派かな」

「ふふふ ねっ子、貸してあげますね♡おいで」

「洞窟には、猫はいないよ」

「にゃー」

猫の鳴き声が聞こえると、肩に飛び乗ってきた

まさか、手触りで確認しようとしたらぬるっと暖かい指触り、可愛いくニャーと喉を鳴らし舐めている

「がぁー」初めて聞くよ、聞いたことない鳴き声

まさか、めいなの頭の上に竜が寝ころんでいる

ぷっ、ぐで竜?溶けているような、だらっとした姿に、この目、可愛いんじゃない

いかつい姿思い浮かべていたのに、小さくて愛くるしい口先から、舌がだらっと垂れている

何処にいたんだろう?隠されていた空洞かと考えていたけど、出口が近くにあるのかもしれない


隠された部屋の奥には、知られることなく歴史から抹消された封印されているものがあった

古代の呪文で開く仕掛けだったのが、めいなの歌ったことで扉を開けてしまった

リズムと声域が偶然にも、一致したのだ!本当に偶然なんです



豊かな自然が砂漠化したには不自然だった岩場の存在だった

気温の変化で雨が降ったが、大地に吸されずに、雨水がたまり、数日で湖が出来た

岩場の下には、古代の地下都市があり、数十トン超える石で作られていた

全体の水が低いところに流れ、溜まった結果だったのだ

さらにお花畑への変化した地域の存在、そこには、忘れられた古代都市があったのだ

イフリーナルが、隠すように岩を積み上げ、バシリスクの巣を作ることで存在が知られることがなかったのだ


少ない餌で飢えた古代の魔物が待ちうけてるのだった

暗闇で視力を失われたが、嗅覚と聴覚が優れた進化をしているに違いない、扉の開く振動で侵入者を知っただろう


入り口付近には、小型の魔物が多数存在していた

女の子二人、対処するには難しい数、炎に弱く呪文を使えれば、難なく通り抜けられたのだが、不幸に使えるものはいなかった。

地面を這いつくばり、伝わる振動に気が付いて近に集まり始めた

蟻が餌に群れるように重なり合い、黒い塊が出来てしまうのかもしれない・・・


むしゃむしゃ、食べている音が聞こえてくる

時折、降りては、肩や頭の上に戻ってきたが、徐々に重くなる、りっ子とねっ子、が小型魔物を全部食べてしまった

空腹が満たされ、ご機嫌になったのか、舌で顔を寝めてくる

「あらら、甘えん坊さんですね♡ふふふ」

「飼い猫なのかな、人なっこいね」

知らぬ間に戦いは終了していたのであった!


奥に進むと巨大魔物が待ち受けていた、動きは遅いが、掴まれたら逃れられないであろう

歩いていく通路には横穴があり、いまかいまかと忍び待つ

今、目の前に・・・気付かれることなく通り過ぎていった

体のサイズが大きすぎて、横穴を抜けることは出来なかった・・・通り過ぎた後に、手が伸びてきて空を切る


めいなが振り向くと揺れ動く腕にお別れのバイバイなのねと感じて、手を振り返した

「さよならですよ ふふふ」

「何かいたの?」

ご機嫌ね、聞こえていないようだが、一生懸命手を振っている

逃してなるものかと手を出し、気配が消えるまで暴れていた


住居地帯にはいってきた、モンくんの聖なる力に反応して光が灯る

「おうちがいっぱい」

「え、古代都市?」

地下に2階建ての建物が並ぶ、積み組まれたものが無く、巨大な石をくり抜き、暮らせるように加工されてる

壮大な都市計画、何だろうか?、古代魔法の成せる技術、信じられない出来だった

驚愕する出来だった、みなつは、両手で触り確認する、指触りが滑らかで、角とりまでされている

めいなと手を離したことで、防衛システムが作動した

魔物が住居地帯に存在してないのは、聖なる加護の無い者が、排除されていたからだった

モンくんの近くにいれば安全に進むことが出来たのだが、みなつに危険が迫っている


「みなつ♡」

手を握ると、防衛システムが停止したが、銃口はみなつをロックしている

魔力で作動し、千の砲台が同時に集中砲火され、逃げ切るのは不可能ともいえる

攻撃こそされなかったが、狙いを定めていた、手を離した瞬間、間違いなく排除に動く


闇の中でよく見えなかった、先ほど手に入れた『大地の涙』の固まりを取り出し、光に照らし眺めてみる

店頭で並ぶ中でもこれほど大きいものは、見たことが無い、パンケーキに使ったらどれほどの美味しさに、欲望は、油断を招く

手から、転げ落ちたのだ。砕けてしまうと両手でキャッチしたのだが、防衛システムが発動して、巨大な魔力が凝縮され

ギューゥ 今まさに一斉に放たれようと魔力の球体が完成した、みなつが危ない


『精霊チャーム』発動して魔力を奪い取る

魔力を失い、千の砲台が停止して、みなつが知らぬ間に危機は立ち去った


住居地帯を進んでいくと、中心辺りにドーム型の建物が、大きくなってくる

遠くから見ても分かるキラキラ輝く巨大な複数の宝石らしきものが、神殿?宝物庫?

何かを祭っていたのだろうか?他に別の意味があるのかもしれない


【精霊さん、闇の力が封印されてるようです】

ドームの中には、6個の宝石に囲まれた蝋人形のような女性がが眠っていた


『イフリーナル』の立体映像が映し出された

神々が恐れた災いの元凶、眠りを妨げてはなりません

この記録を見ているの聖なる兄弟よ、すぐに立ち去ってください

私は、この地に残り見守り続ける覚悟ですが、この場所に辿り着いたのなら、命を落したか、あるいは、闇の力に魅せられたのかもしれません

最後の願いです、どうかこの都市ごと封印をしてください


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