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竜族は好きですか?

魔族の異変に竜族が攻め込んできた

イフリーナルが倒されたことを知り、攻め込むタイミングを狙っていたのだ

城の入り口には、守りはなく女の子がキョロキョロ歩き回っている

悪魔の存在確認に集中していて、大群の竜族に包囲された今頃、気が付いた

これは、まずい、モンくんが、思念を送るが反応が無い

上空から、城の様子をうかがっている、魔族の反応が無いのは罠なのか

疑り深く生き残ってきた彼らが、慎重になるのは当然の行動かもしれない

魔族の魔王がまだ決まっていない、警備も厚くなるに決まっている

対抗勢力に闇の力を計られないように、魔王を選び出そうとしてるのか?

混乱に乗じて攻めて来るものを、潜んで待ち伏せているのか?

賢く陰湿で狡猾な魔族、油断はできない


女の子が気になってしょうがない、何をしているのだ?

地面からあふれ出すガスを掴んでは、手を広げる

「不思議だな?地面の中に隠れてるのかな? ふふ」

少女に忍び寄ると体がだるくなる・・・魔法陣に土をかぶせて隠してるのか?

少女の動きが怪しすぎる・・罠があるのか?無垢の女の子にしかできない仕掛か?

慎重に距離を詰めていっていたが、急に振り向き、目と目が合った


つぶらな瞳じゃない、可愛くない」

力の象徴、人太の間では、物語に登場すること多い我が種族

勇者に試練を与え、正々堂々語り継がれているのではないのか

憧れや恐れを抱いて可愛いなど思うはずがない、何を言っているんだ


「屈強な鱗をもつ竜族怖くないのか?」

「めいなね、竜が好きなの♡」

下等生物に何言っても通じないな、何を隠しているんだ?

魔族め人をたぶらかせて、罠を作るとは、小賢しい

うん?竜好きなの?言うこと聞くかもしれない


「我々は、竜族だ、邪魔だどけ」

「違う、竜じゃない、トカゲ」

竜族に一番言ってはいけない言葉だった、怒り心頭

上空で見守る、地上で城も周りを囲む怒り狂う竜族達

怒りの業火を吹いた!四方八方から逃げる場所などない


ドドドドド オーラが発動しているが無数の数

熱風で強風が吹き荒れる無事なのか?

炎を浴びせられたがダメージはなかっが、お気に入りの洋服

洋服に炎を吹いたことに、怒っためいな

眉を吊り上げるが、怒った顔も可愛い


「竜って、うそつくし、洋服、燃やそうとした、許せないな」

え!闇の炎に飛び込もうとしていたけど・・

精霊さんがいると聞いたから見に行っただけかな



どこからともなく、大群の走る音が地面を響かせ、大地が揺れ動く

炎の集中攻撃が合図だったのか、さらなる竜族の援軍が来るのか!


円らな瞳を潤ませて

女王の怒りを感じて、バシリスク達がやってきた

砂漠を高速移動して、走り抜けてきた、どんなスピードだ!

一列に並ぶ行進、城を囲むのは竜族達

無謀にも、竜族の中に突進していく、竜族の鱗は頑丈にできている

囲む隊列は頑丈な壁だ、崩れる事はありえない、バシリスクとは強度が違う

ドンドンドン 跳ね飛ばすバシリスク、竜族が飛んでいく

力の差は歴然のはず、竜にトカゲが挑んでも、あれ?

竜族の厚い陣形の壁をまっすぐ突き破っていき、守るかのようにめいなを囲むバシリスクに驚きが隠せなかった

「トカゲふぜいが、喰らいつくせ」

「トカゲは、そちらですよ。バシくん、頑張ってね」


めいなとバシリスク軍団VS竜族大軍団


めいなが踊りだすと、バシリスクの火力が跳ね上がった

竜族にバシリスクの力が通じることはありえない、本当にですよ!

完全に馬鹿にして驕りがあったのかもしれない

油断しても埋めきれない力の差が本来はあった、間違いなくあります

我らは、誇り高き種族、地面を這うトカゲなど正面から踏みつぶしてくれよう

肉弾戦が繰り広げられる、炎を吹き挑発して、恐れず向かってくるのなら、力で屈服させるのだ

噛みつくバシリスクの攻撃に強度の誇る竜族の鱗が砕かれた

何てことだろう、竜族が逃げていく

離れて状況を見ていた上級竜族が怒り、逃げるものは焼き殺すぞと業火を浴びせる

必死の戦い、バシリスクは頑張ってるが数が違いすぎる

ダメージは受けてるが、耐えしのぐ、女王を守るのだ

想像以上の頑張りに、一斉に飛び上がった

飛んでいる相手の一方的な戦に変わった


「トカゲも空、飛ぶんだね ふふ」

「トカゲじゃない竜族だ」

怒りの声があちらこちらから聞こえてくる

怒り心頭だが、戦い方は冷静というか、安全で手堅い卑怯なやり方だった

バシリスクが対空攻撃がないことはよく知ってる

竜族のプライドは無いのか、反撃されない上空から攻撃を繰り返した

バシリスク達のダメージの蓄積が限界超えかねない

逃げる者はいない、壁となり女王を守る、なんて健気な

全滅するのも時間の問題か、容赦ない上空からの攻撃


可愛いお友達が悲鳴おあげるよ

めいなの体から神秘的な波動が溢れだし、オーラに包み込まれた

『不条理のオーラ』がさらなる力を発動した


どこからともなく神秘的なオーラが溢れだし、奇跡の瞬間か天空から光が降りる

死の大地全体に雪のように舞い落ちる、神秘な粒子

めいなの力になりたいと考えたものに奇跡の恩恵が起こる

バシリスク達に奇跡の加護が、攻撃無効化のオーラが発生した


竜が上空から狙い、当てようと低空飛行に移行したその瞬間を見逃さなかった

バシリスク達が飛んできて噛みついていく!なんて、ジャンプ力だ

次々と噛みつかれ、一撃で消滅していった

驚き、慌てふためく、逃げるように高度を上げた

命中率が低くなるなるが飛びつけない空域まで、攻撃を切り替えてきた


魔族の城では、激しい爆音と振動で目を覚ますものが出始めた

状況を確認しようと窓に走り出す、空を埋め尽くす竜族の姿、攻めてこんできたぞと、大騒ぎになる

不思議なことに、城に侵入どころか近づく気配がない、全体を見渡すとバシリスクが戦っていた

イフリーナル様が、バシリスク王国を築き統治させていたのはこのときに備えてだったのか!

なんと先見の目がおありだったのだ、バシリスクでは、戦いにならない

我々も助けにはいらなければ、うううう、体に異変が、膝から崩れ落ちた

闇の力が僅かしか残っていない罠にはめられたか、魔族なのに情けない



「精霊のお友達、バシリスクを守って」

精霊♪れんれん♪精霊♪れいれい♪

歌って踊るめいな、可愛い振付!小さい体に指先まで伸ばした動き

くるくる回ってスカートがひらり、体をねじると白い肌がセクシーだった


『精霊チャーム』発動した。精霊が召喚された

意思を待つかのように小さな無数の光の球体が現れた

バシリスク達に向かい飛んでいくと体の中に吸い込まれていった

ゆっくりと体が浮かび上がり、バシリスクの口から光線が飛ぶ

地上から上空に糸を引いて消えていった ドーン ドドド

高く浮かび上がり、竜族を目指し飛んでいった

上空では激しい空中戦が繰り広げられる


バシリスク達が飛んでいったことで地上で踊るめいなが目立っていた


あの洋服に、可愛い歌声、間違いない、闇の炎の出来事は、夢ではなかったのか?

魔族から歓声があがる「魔王 魔王」

『不条理のオーラ』『精霊チャーム』の効果が死の大地全域では働いている

魔族にも神秘的な加護効果があらわれた

いままで感じたことない不思議な感覚、困惑しながらも

力になりたいと思う気持ちに、新たな力が生まれた


気分は最高潮かめいなが歌いだすと体内に吸い込まれた光の球体が色を変化させ

重力が働いてないような、無重力状態

縦横無尽じゅうおうむじんな動きに、竜族は為す術はなく敗れていった

魔族も飛び上がり、参戦していく、一方的な状に変わり竜族は逃げ帰る


戦場に残された上級竜族たち、誇りをかけ襲いかかる覚悟だった

小娘が新しい魔王なのか?魔族が、魔王と叫んでいるのを聞いた

バシリスクのあの戦闘力なにをしたんだ・・全く見当がつかない

イフリーナルのように元、神なのか?

残った我々は、竜王の座を狙う上級竜族、逃げ帰るわけにはいかない

威厳を落す、逃げるものに誰も従うはずがない


めいなの必殺『手刀』が振り落とされる・・・前に

接近戦を挑んだことで『精霊チャーム』が発動する

全身の力が抜け、無力化されるが心は揺るがない

なんとか意識を保つ、気絶は死を意味する


「私、竜好きだから、うそはゆるさないですよ。とかげですね?」


何という屈辱・・・周りは口の堅い次期竜王候補、皆で黙れば

生き残ってこそ、トカゲでいいよね?

お互いに目と目を合わせて頷く・・・


「すみませんでした、私たちはトカゲでした」


「ふふふ うそついたらだめですよ♡」

「すみませんでした」



竜族がトカゲだと認めた!竜ですよ!いいのか?いいのかな?


見逃してもらい無事に帰路につきました

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