04.引越しは大変だよ その18
「んじゃなー、また来っからなー」
トラックから顔を覗かせたりゅう兄が手を振る。
「ばいばーい、りゅう兄ちゃーん、気をつけてねー」
「今度おいでになるときはぁ、お土産を持ってきてくださいねぇ〜」
「はやいとこ帰って、新しい彼女の尻でもなでてやんなー!」
「こら貴様、兄君に向かってなんという口の聞き方を」
なんか好き勝手なことを言われている中、りゅう兄の乗ったトラックはぶーっと走り去っていった。
「まったくあのバカ兄、晩飯までしっかりたかっていきやがって」
「でも、楽しかったし、いいじゃないスか」
「そうそう。あんなふうに美味しそうに食べてもらえると、こっちも作った甲斐があるもの」
「Yes, I think so.それに、ミーにとっては、first time のdinnerだったカラ、taste like diamondデース」
「そういえばバレンシアさん、意外とお箸の使い方が上手でしたでしょう」
「うんうん。ケイも、最初はお箸使えなかったもん。どこで勉強したの?」
「Oh, Internetで、dataをcollectしたデース」
って、おい、いつのまにつないだんだお前は。
「えー?インターネットってそんなことまでわかるのー!?」
俺より先にケイが反応する。そういえばケイもインターネットに繋ぐことができるんだったっけ、って、ちょっとまて。
「理屈がわかっただけですぐに出来るようなもんなのか?」
「うん、そうだよ。ケイの場合、データは直接頭に入ってくるから、全部記憶になるんだもん。それが体にフィードバックされるにはちょっと時間が必要だけどね」
「Yes、ミーの場合はphone wireが必要デースけど」
はー、便利だな、そりゃ。・・・・・・なんか、必要ないというか知らないほうがいいようなことまで分かるようになりそうなんだが。
とりあえず、兄貴も行ってしまったし、メシも食ったし、あとは。
「全く、なんか疲れたな、今日はフロ入ってさっさと寝るか」
実際は明日の用意もせにゃならないんだが、なんかもうそんなのどうでもいいやという考えが頭をよぎる。まあ、宿題はやってあるから困ることはない。だから、あとは授業中に居眠りしないようにさっさと寝ちまおう。そんなことを考えていた。
どうも、作者です。
とりあえずはひと段落、といったところです。
が。
このままおわるはずもなく。
まあ何があるのかは次回のお楽しみということで。
では、次回を乞うご期待!




