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もののけがいっぱい  作者: 剣崎武興
16.新旧おやくだち合戦
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16.新旧おやくだち合戦 その9

そのころ。

「Hmm、theyは、somethingをcontrive(たくらむ)しているデースネー」

中庭では、また別の一団が集まっていた。

そこにいるのは、学校へ将仁と一緒に行ってしまったケイと、先代当主・西園寺静香の話し相手をしている鏡介を除く年少組の女7人だ。

ちなみに、魅尾は朝食を食べた後さっそく二度寝を決め込んでいる。

輪の中心にいるバレンシアは、どこかのオペレーターがしているようなインカムらしきものをつけ、手にはいつものディスプレイのかわりに、卓上スピーカーを持っている。

そのスピーカーからは、女性同士の会話が聞こえていた。

「あいつら、メシの後なんか集まってるなと思ったら」

「ずいぶんとくだらないことをやっていたのね」

それを聞いていたヒビキとレイカが、あきれたような物言いをした。

そこから聞こえたのは、年長組5人が屋敷のとある一室でしていたやり取りのものだった。

「それにしても、よくバレないアルな」

「Maybe、Mrs.Akariは、not built-in(備え付けでない)な thing はcannnot notice(気づけない)なのデース。This is wireless な tap(盗聴器)だかラ、cannnot noticeなのデース。But、念のタメに、Everyone を out of the house に usher(誘導)したデースネー」

そう。バレンシアは、年長組がいる部屋にある、無線式の盗聴器を通して、会話を聞いていた。と言っても、彼女がわざわざ年長組の話を聞くためにセットしたのではない。ネットを通じて盗聴器のことを知り、盗聴探知機を作って調べてみたところ、何者かが仕掛けた盗聴器の電波を拾ってしまい、予想外のやりとりをジャックしてしまったというのが、今回の顛末だ。

ちなみに、バレンシアがつけているインカムのようなものが、彼女お手製の盗聴探知機、その名もカベニミンゾクガクである。

「うーん、聞いている限りでは、あかりさんが中心になっているようなのでしょう」

「といいますかぁ、あかりさんが焚きつけているみたいですねぇ」

「全く、わざわざ敵を作るとは、一体何を考えておるのか」

シデンがそこまで言ったときだ。

「ああ、そうだ、そのとおりだ!!」

突然、今までと桁違いなボリュームのあかりの大声が、スピーカーから鳴り響いた。

完全に不意を突かれた一同は、まずそのハウリングの混じった大声に驚かされた。が、その次に今度はそのセリフの内容に驚かされた。

「アイヤー、これは恥ずかしいアルな」

「聞いてるこっちが、恥ずかしくなりますねぇ」

スピーカーから聞こえるあかりの告白は、聞いているだけでも身もだえしたくなるほど恥ずかしいものだ。

「Hmm、but、ミーは、embrace(ぎゅーってする)モ stroke(なでなでする)モ、do(する)よりdone(される)のほうが happyデースネー」

「つーかさ、そんなこと将仁にされたら、みんな嬉しいんじゃねぇか?」

「うう、悔しいですがそれは否定できないのでしょう」

「ううむ、我の場合、本当に天に舞い上がってしまったからなあ」

そして、にやけながらも彼女らは自分の主にしたこと・されたことを思い出し、恥ずかしくなったりにやにやしてしまったりする。

「でも、恥ずかしい性癖とかは別にしても、敵視されたとなるとかなり厄介ね」

だが、レイカのなにげなくひどいこの一言が、彼女らの妄想劇を強制的に終わらせた。

「何を言う、我等に喧嘩を売ったことを後悔させる良い機会ではないか」

「おいおいシデン。お前、もっと考えて発言しろよ」

「あかりさんはあのお屋敷自身。つまり、屋敷の中はすべて彼女の手の中ということよ。バレンシアの推測通りなら『置かれている』ものは彼女の勢力範囲外なのでしょうけれど、天井・床・壁・窓・扉ぐらいまでは意のままに動かせると見ていいでしょうね」

「えぇとぉ、レイカさん。つまりぃ、どういうことでしょうかぁ?」

「つまり、屋敷の中にいる限り、色々な意味であかりさんが有利ということでしょう」

「アイヤー、それてワタシたちがこれから生活するのにとてもとても不便アルな」

「これでもまだ喧嘩上等って言えるかよ」

「むう・・・・・・」

さすがに、不利な現状を突きつけられては、シデンも強気には出られない。

だが、助け舟は意外なところから出された。

「ですが、勝ち目はあるのでしょう。古人曰く、天の時は地の利に如かず。そして地の利は人の和に如かず。彼女が地の利を抑えるのであれば、私たちは人の和を以て立ち向かえばよいのでしょう」

今しがた、敵の手強さを説明した、テルミだった。

「Hmm、確かに、Miss AkariがPartnerを集めたのも、そのparent’s certain(親の関心)をgetする為だと推測できるデースネー。Maybe、herのpowerがどれほどgreatでも、only oneでbattleするのはnot goodとdecide(判断)したデース」

「でも、むこうが私たちを敵視している以上、応戦もやむなし、ね。まあ、食料のほとんどは私が押さえているから、その点は強みかしら」

「はぁぁ、もっと穏やかに納められないのでしょうかぁ」

「何を言うか。宣戦布告してきたのはむこうなのだ。我々は応戦する権利がある」

「And now、ミーたちのquietry(沈黙)はneedlessデース!ミーたちもMasterのparentsにハ ever not show(会ったことがない)デース、ここデdoing quietryハ、no good about us(いいことない)デース!」

「売られたケンカは、買うのが礼儀アル!」

それに引っ張られるように、再び強気な発言が飛び出す。

「よし、それでは我々も一致団結して徹底抗戦を宣言する!いくぞ!えい、えい、おー!

「「「「おー!」」」」

そして、シデンの音頭で、ときの声まであげていた。

どうも、作者です。


申し訳ないのですが、書き溜めたものが本当になくなってしまったので、しばらく投稿をお休みします。

お休みと言っても、今までのような「毎日投稿」をしないということで、休載するということではないので、なにとぞご容赦願います。

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