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登場人物一覧・魔術用語  作者: 雨天紅雨
■年代別■
2/18

2008年~2011年


姫琴(ひめこと)雪芽(ゆきめ)

■2008年

■世界の記録、その補助記録を担う魔法師。本人は楽天的な性格をしており、自身が魔法師であることに自覚的でありながらも、あまり気にした様子もない。働きたくなかったらしく、VV-iP学園の地下書庫で引きこもり生活をしていた。

■姫琴一夜(いちや)に拾われて名付けられ、箕鶴来(みつるぎ)狼牙(ろうが)は弟にあたる。

■必要な魔法師であったが故に、ほとんど老化せずに生活していた。しかし世界崩壊時、魔法師の必要性がなくなったと共に、一気に老いて人生を終えた。




箕鶴来(みつるぎ)狼牙(ろうが)

■2008年

■人と人との縁を担う魔法師。間を繋ぐためか世界中を旅していた時期も長い。普段からスーツを着ており、言葉を荒げることもない性格をしている。しかし、逆に一人と親しくなるようなことは避けた。

■姫琴一夜に拾われ、姫琴雪芽が姉になる。




姫琴(ひめこと)一夜(いちや)

■2008年

一夜の紅灯(エンド・ジェネシス)と呼ばれる、世界の創造を担う魔法師。世界の始まりから終わりまで、ずっとどこかに存在し続けている者。喫茶店の店主として生活していた時間が物語上では長く、かつては氷を売る商人でもあった。

■姫琴雪芽、箕鶴来狼牙を拾った。

■法則を使って何かをする、という人物ではない。ただ世界にとって、現世における重要なポイントとして設置した、因子のようなもの。けれど彼は、人としての生活を楽しんでいる。




朧月(おぼろづき)啓造(けいぞう)

■2008年

■朧月流槍術(そうじゅつ)の継承者であり、朧夜堂(ろうよどう)という骨董品店を営む。武術家としての腕はあまり語られてはいないが、きちんと修めている。

朧月(おぼろづき)咲真(さくま)が一人娘。

■骨董品を扱うためか、音頤(おとがい)機関や武術家との繋がりが深い。




■エグゼ・エミリオン■

■2008年

■本名は嵯峨(さが)公人(きみひと)。刃物を創ることに生涯を賭けた魔術師。死ぬまでに五本の刃物を創り上げ、それは世界崩壊後、更にその先にまでずっと存在し続けたと云われている。だが、彼はあくまでも友人との約束のためだけに、その刃物を創り上げた。音頤(おとがい)機関の設立者。

椿(つばき)青葉(あおば)との間に、一人息子のエルムレス・エリュシオンがいる。

■彼の人生において、刃物以外にも何かがあったはずだが、残ったものは刃物だけだったろう。けれどそれは本人の話であって、傍にいた人たちの心にはきっと、何かが残っていた。ゆえに、決して、刃物だけの人生ではなかったはずだ。




■名無しの少女■

■2008年

■手にしているものを誰かに譲渡し続けた少女。世界の法則(ルールオブワールド)内では陥穽(バグ)であると自他ともに認めていた。呼ぶ人の数だけ名前があり、ハジマリの五人として数えられることもあれば、数えられないこともある。

■本名は(にわたずみ)紅音(くおん)。どちらの名も、他者に譲渡してしまっている。

■いくつもの案内板を立てるよう警告を作ったのは、東京事変の後になる。譲渡しなくても良かったものは、他者と交わす約束だけ。それを律義に守ったのが、ハジマリの五人ともいえる。




■如月(よう)

■2010年

■如月と呼ばれる魔術師。名無しの少女から、識鬼者(コンダクト)の存在そのものを譲渡され、受け取る。それゆえに、東京事変の際に核として使われたのにも関わらず、世界のひずみに紛れ込むようある程度、生存を続けていた。

■如月槻寝(つきね)美登里(みどり)の娘。如月夢撓(むじな)との間に、寝狐(ねこ)を産む。




二村(にむら)双海(ふたみ)

■2010年

■芹沢企業開発課で生活をし、主任にもなった技術屋。開発品は多岐に渡り、結果的に当時からの発展にかなりの貢献をしている。エミリオンとはそれなりに親しく、似たような専門とのこともあって、話が弾むことも多い。

宗伊(むねい)との間に、息子の二村(にむら)(ひとし)がいる。

■生粋の技術屋だが、顧客としての知り合いが多い。野雨に居を構えていることも理由の一つ。本人はただ、物作りをずっとしていたいと思っている。




福原(ふくはら)健三郎(けんざぶろう)

■2010年

■芹沢企業開発課に所属する男。双海(ふたみ)からはフラーケン、などと呼ばれていた。面倒見が良い性格もあって、自分勝手な開発課の中でも、面倒の尻拭いをさせられることも多い。専門としているのも、宝石の研磨、カッティング、金属の削りなど、細かい部分。ゆえに、誰とでも関われる立ち位置。




目黒(めぐろ)さめ()

■2010年

■芹沢企業開発課で受付をしている。双海からはめめ、と呼ばれた。外注ではなく、開発課に所属している受付で、主に上層部との折衝なども行うことがある。だが、基本的には内部の連絡などを回すのが仕事。ただ接客なので毎日の化粧が大変らしい。




富桑(ふそう)(かなめ)

■2010年

■芹沢企業開発課に所属する女性で、ステレオなど音が出るものを専門に作っている。しかし、本人はあまり音楽を聴かないあたり、本末転倒な気もするが、作るのが楽しく、技術屋らしい、と表現すべきか。




雨天(うてん)(あきら)

■2010年

■雨天流武術の継承者にして、雨天(しずか)に唯一認められた男。早い段階で雨天家を出て、好き勝手に生きていた。軍属前には刀を二振り作っている。武術家として生きてはいなかったが、それでも、彼は武術家だった。

■息子に雨天(あかつき)

■息子が生まれ、妻を亡くしてから、軍部へ出向する。とはいえ、軍人になったというよりも、その実力を見込まれて権限を与えられた状況に限りなく近い。彼がいたことで、エルムはかなり楽をした。




如月(きさらぎ)寝狐(ねこ)

■2010年

■電子世界と同化してしまった魔術師。狩人非公式依頼所Rabbitの統括を行っているが、五神からはニャンコと呼ばれている。本人はまったく認めていない。あらゆるネットワークを俯瞰できる形而界(けいじかい)に存在を置いた。

■両親は如月夢撓(むじな)(よう)

■東京事変以降、現実の肉体へ戻れなくなる。世界崩壊後しばらく、形而界にてことの成り行きを見守っていたが、しばらくして眠るよう存在を消す。




椿(つばき)青葉(あおば)

■2011年

■三大意味と呼ばれる、意味を司る魔法師の一人。消失、使役の二名がぶつかり合った際に、状況を戻すために必要な一人。その必要性に迫られた際に、蒼の草原が封印指定区域となった。

■旦那がエミリオン、二人の間にエルムレス・エリュシオンが息子としている。

■ハジマリの五人の一人であり、魔法師ながらも普段は一般人とまるで変わらないため、物語に深くかかわることはなかった。




守護神(ジーニアス)

■2011年

■ハンターズシステムの設立者にして、最大の貢献者。最後まで世界に三人しか現存しなかったランクSS狩人である。元軍属だが、小柄な肉体からは窺えない実力を有した魔術師。顔が広く、知り合いが多い。若い頃には雨天(うてん)(あきら)転寝(うたたね)(じゅく)と遊び、腕を競い合った。

天野(あまの)(まもる)という日本名を持ち、朝霧家との繋がりから、朝霧芽衣(めい)を保護した。

■残念ながら肉体への無理もあって、死期は早かった。アンクルサムが無茶をさせた、との意見もあるが、彼にとってその人生に一切の悔いはなかった。




■クイーン・レッドハート■

■2011年

■魔術師協会に所属する異端の魔術師。仕事内容が同族狩り、魔術師狩りに傾倒しているため、仲間内からも恐怖や嫌悪の目で見られている。

■ジェイ・アーク・キースレイと共にエグゼ・エミリオンへ挑み、敗北と共に組織を抜けた。




鷺ノ宮(さぎのみや)苑花(そのか)

■2011年

世界の意志(プログラムコード)の宣託を受ける家名の主。最初の世界崩壊を察知し、名無しの少女に制御を依頼した人物。

■娘は姉の鷺ノ宮散花(さんか)、妹の翔花(しょうか)の二人。

■東京事変が起きた時点で既に、鷺ノ宮事件の想定を苑花はしていた。ゆえに、娘を産むことも相当な悩みがあったようだ。




躑躅(つつじ)紅音(あかね)

■2011年

■喫茶SnowLightにずっといた存在に、名無しの少女がその名を与え、存在を明確にした。そして言葉もまた、名無しの少女から貰うことになる。そのため言葉の使い方、口調などが似通った。

姫琴(ひめこと)一夜(いちや)が創造を担うなら、彼は破壊を担う破綻の破壊ブレイクダウン・ブレイク。外を出歩いてもあまり認識されることがない。フード付きのパーカー姿が印象的。




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