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答え合わせ

作者: 栞崎葉月
掲載日:2026/10/29

探偵の頭の中で、すべてのピースが繋がった。

なぜ彼女に、完璧なアリバイがあったのか。

なぜ彼女は、犯行が刺殺であることを知っていたのか。

探偵は悠然と構える彼女に、右手の人差し指を向けた。

「この絶海の孤島で五人の客を殺した犯人…それは鴫原さん。あなただったんですね…」

自らの犯行を暴かれてもなお、彼女は余裕の笑みを浮かべている。

「あんなにたくさんヒントがあったのに…意外と遅かったわねぇ…探偵さん?」

彼女の言う通り、答えを知れば中身は単純だった。模範解答をみれば自然と解法が浮かんでくるように。なぜならもうこの島には、探偵と彼女の二人しかいないのだから。

「あなたをこの島に呼んだのが私の唯一のミスだったわ…だって、死体が一人増えちゃうじゃない…」

探偵が最後に見たのは、銀色に鈍く光るナイフだった。

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