1話 聖剣学院での出会い
かつてこの世界は人族と精霊族は世の序列を決めるため戦っていた。人族の中では聖剣を使える者は、聖剣使いと呼ばていた。人族と精霊が戦い始めて50年経った頃、人族と精霊族の戦いは終わりを迎えた。勝利を収めたのは人族だった。負けた精霊族は人族の奴隷のような扱いを受けた。
人族と精霊族との戦いが終わってから1000年後
人族と精霊族の元に、次元の狭間から来た侵略者が現れた。その侵略者の名前はアビス。人族と精霊族はアビスを倒すため協力し始めたのだった。
アビスが現れてから10年後王都グランディール
「俺は聖剣学院に通う1年生ノクス」
「昨日入学したばかりの新入生である」
この学院では精霊契約をすると晴れて聖剣使いになることができる。そのため新入生は入学してから精霊契約をするのである。今日は精霊契約についての指導が大広場であるのだ。
ノクスは急いで大広場に向かった。
バタン!!
「イッタ〜!!」
「ちょっとあんたちゃんと前向いて歩きなさいよ!」
目の前にいたのは赤い髪のポニーテールの可愛らしい女の子だった。
「すまない!!急いでいて周りが見えていなかった!!」
ノクスは誠心誠意謝罪した。
ポニーテールの少女は言った。
「次からは気お付けなさいよ〜」
「その制服、あなた1年生ね?」
「ああ、俺は君の言った通り1年生だ!」
「ちなみに君は!」
「私はアリア!君と同じ1年生よ!」
「よろしく!」
「俺はノクスだ!よろしく!」
「そろそろ行かないと遅れちゃう」
「また後で会いましょ!」
そうしてノクスとアリアは大広場へ向かった。
「新入生諸君、今日は大広場に集まってくれてありがとう!!私はこの学院の校長をしているアレク・ノースウィンドである!!」
「今日集まってもらった理由は、精霊契約について説明するためである!」
「今から精霊契約について説明する!精霊は基本聖域に住んでいる。その聖域に行き、精霊と剣を交えて契約の呪文を唱えるのだ!」
「今から精霊契約の呪文を教える!」
「呪文は、(精霊よ我が呼びかけに応え我に力を貸したまえ)だ!」
「精霊契約が成功すれば手に印が浮かび上がるはずだ!」
「精霊契約についての説明は以上だ!危険が伴うため気をつけるように!」
「精霊契約が終わった者は大広場に集まるように」
新入生達は一斉に精霊契約をするため聖域に向かった。
「ノクス、行きましょ!」
アリアはノクスのほうに来て言った。
「必ず精霊契約を成功させよう」
ノクスはそう言ってアリアと一緒に聖域に向かった。