株式会社イマジン
「ここかな…」
朝の9時。糸田先生に指定された場所についた。創人の目の前には7階建てのビルがあり、看板には『株式会社イマジン』とある。今後の詳細は聞かされてないため、一旦中に入った。
「うわぁ…広い…」
外見じゃ分からなかったが、内装は結構広く、置いてある家具は黒をベースとして配置されているので、全体的に統一感がある。中に入ると、右手側にカウンターがあったため、向かった。
カウンターのスタッフに挨拶しようとすると、近くから声が聞こえた。
「やぁ、創人くん。よくきたね」
声が聞こえた。声は高めで、青年の様な声だ。
「お邪魔してます…」
創人は一応返したが、相手が見当たらない。
(?、近くから声がした気がしたんだけどな…。)
すると、前にいたカウンターの女性が言った。
「おはようございます。社長。」
「!!」
女性が社長と言った瞬間、もう一度あたりを見渡したが、やはり誰もいなかった。なので、無礼に思われるかもしれないが、仕方なく聞くことにした。
「すいません、社長さんはどこですか?」
すると、また近くで声が聞こえた。
「上だよ。上。」
言われた通り上を見ると、1人の青年が浮いていた。
その後青年はゆっくり降りてきて、創人の前にたった。身長は160cm程度の金髪というよりは明るい黄色の肩よりも長い髪を持つ青年だ。
「えーっと…」
何で返せば良いか困っていると、向こうから話しかけてきてくれた。
「僕はヒーロー『イマジナリー』。この会社で社長をしながらヒーロー活動をしている。」
「え…社長?」
「うん。そうだよ。」
「えーっと…。僕はこのたびお世話になります、雄藍高校から来まし…」
「あ、大体知ってるから言わなくていいよ。堅苦しい挨拶苦手でね。」
「そう…ですか。」
「それじゃあ本題に入るけど、君はここで何をするか聞いてる?」
「…いえ、何も。」
「じゃあ、一旦着替えておいで。秘書に案内させるから。田辺さん、お願い。」
奥から田辺さんらしき女性が現れた。おそらく秘書だろう。
「では、弍替様、こちらへ。」
創人はイマジナリーに頭を下げ、秘書の後を追った。
次回「創造の可能性」




