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ヒーロー戦記  作者: イチゴボール
エピローグ
12/15

森林地帯

森林地帯には3人いた。共川、雷鳴、根山の3人だ。共川は雷鳴に聞いた。

「お前の異能はどんな能力なんだ?鬼音と戦ってるの見たけど全くわからなかった。」

「まぁ、隠してるからな。」

「根山の異能は確か、物とか人の位置をずらしたりできる異能だったよな。」

「う、うんそうだよ。」

「強い異能だよなぁ。」

共川は心から思った。だが、本人はそうは思っていないようだった。

「そんなことないよ。それに、共川くんの異能は汎用性が高いし、私なんかよりもだいぶ強いよ。」

「そうかなぁ…」




「なぁ、みんな、」

「何?」

「何だ?」

共川は雷鳴と根山に聞いた。

「俺の異能ってどうやって伸ばしたらいいんだろう…」

共川の異能は共感したら共感した者の異能が使える。逆に言えば、共感できなければ戦えない。共感と言っても、意見に賛同する程度でも使うことができる。共感できるかどうかは本人が決めるため、拡張解釈で可能性を広げることはできる。

「先生に聞いてこい。流石に俺たちじゃわからない。」

「ごめん、私もわかんない。」

「そっか。そうだよな。邪魔して悪かった。先生のとこ行ってくるわ。」

共川は森林地帯を後にした。




グラウンド全体にアナウンスがなった。

「今日はここまでとする。荷物をまとめて帰ってこい。」

いつの間にかあたりは暗くなっていた。荷物といってもタオルと水筒ぐらいしかない。荷物をまとめ、創人は集合場所に向かった。




制服に着替え、全員が集まったのは5時過ぎだった。

「今日はこれで終わる。明日も同じような時間割だからちゃんと休んで登校するように。」

そう言いながら糸田先生は教室を出て行った。おそらく学校が終わった。

「またね、創人くん」

「また明日、佐々木さん。」

「じゃあな、創人、佐々木。」

「またね、共川くん」

「また明日、共川くん」

一通り挨拶をし、学校を後にした。





「ただいまー。」

「おかえり。」

玄関を開け、声をかけると、キッチンの方から声が聞こえた。

「ただいま、母さん。」

「どうだった?学校。」

「まぁ、楽しかったよ。」

他愛もない家族の会話をし、テーブルにご飯が用意されていたため、席についた。

ふと、テレビのニュースが目に入った。

《速報です。たった今、連続指名手配中の”ヴィラン名アギト”と、同じく連続指名手配”ヴィラン名ブラック”の2名が死体として発見されました。凶器は発見されておらず、日本刀のような長い刃物で切られた跡が複数あるとの情報が入ってきています。専門家によると、おそらくヴィラン狩りではないかという意見が多いいようです。》

ヴィラン狩り。数年に一度ほどのペースで現れている。街で起きた事件を警察やヒーローよりも先に解決し、犯人を殺す、誰が何のためにやっているのか全く明かされていない。ただヒーローを信じ切れない男が、異能を使用し悪を狩っているということだけは分かっている。

「ヒーローになれたらこんな奴とも戦わないといけないのかなぁ。」

「さぁ、どうでしょうね。でも、ヒーローだって仕事は一つじゃないし、後方に回って前線を支援する。こういうのも立派なヒーロー活動なんじゃない?」

「うん。そうだよね。」

「母さん、このカレー、味変えた?」

「あ、分かった?」

「うん。いつもより美味しい気がする」

「実はねぇ、隠し味でチョコを入れてみたの。」

「あぁ。チョコかぁ。」

「沢山あるからおかわり沢山してね。」


次回「必殺技:鳥篭」

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