異能強化訓練
「では、二限目を始める。」
雄藍高校の時間割は基本、1時間目座学、2時間目以降体育の流れだ。今日は授業が始まって初日だが、しっかり授業はあるようだ。ちなみに、体育の授業も糸田先生だ。この学校は1時間の授業が90分×2のため、授業日数は、時々一日座学を入れるようなので、ギリギリ足りているそうだ。
「今日からの授業は、自分たちの異能の強化に当ててもらう。入学試験で分かったと思うが、お前たちの異能はまだまだ弱すぎる。やり方は自由だ。このグラウンドも好きに使って構わない。俺からは以上だ。」
糸田先生はそう言い残し去って行った。
「…」
創人は座り込み、手から一本の棒を出した。その棒をじっくり見た。
「他のものも作れるようにしたいな。」
創人は今、鉄の棒と布しか作れないが、他のものも、創ろうと思えば作れる。ただ、構造がわからないため、何か参考になるものを見ながらじゃないと創れない。ひとまず近くに作れそうなものはないが、創人はグラウンドを回ることにした。
「やぁ、糸田くん。新入生はどうだい?」
「校長先生。ええ。順調ですよ。」
「そう言えば去年やっていたあれ、今年もやってるのかい?」
「ええ。ちょうど今、やってる所です。」
「それにしてもよく考えたね。無理矢理自分たちの異能を伸ばさせる。今年はどのくらいかかるかな。」
「さぁ。でも、今年は早く終わりそうですよ。」
次回「遠距離発動」




