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1. インターネットは便利よね?

 今日もいい朝だ。私、平野菜月はベッドから起き上がり、スマホを持ち上げていつものように友人のSNSを眺め始めた。

「みんな、本当にいろんなところにお出かけしてきれいな写真撮ってるんだなぁ。」

画面には色とりどりの美しい景色や動物、遊園地のアトラクションなどが映し出されている。私もこの夏休み、いろいろな場所へ親友と出かけたりした。それはとても楽しかったのだが…。

「やっぱ、人が行ったところって行きたくなるなぁ。」

そう、きれいな写真を見るとどうしても自分も!と考えてしまう。

「そうだ、あいつと今度行ってみようかな。」

私はあいつ、山川太郎に会いに行くことにした。なぜスマホで連絡しないのかと思っただろうか。彼は極度の機械音痴なのである。さらに家族も機械が嫌いで、両親が仕事の関係で最近やっとスマホを契約したらしい。そのため、家にはPCはおろか、両親以外のスマホなんて存在していないのである。幸い、私の家のすぐ近くに住んでいるため、訪問はわけない。

「しっかし、そろそろあいつもスマホデビューすればいいのに。もう大学生だろうが。」

私は心の中でぼやきながら彼の家へと向かった。

<ピンポーン>

玄関のチャイムを鳴らす。すぐに彼が出てきた。

「こんにちは~。どうしたの?」

「いやいや、ちょっと話があってきた。上がっていい?」

「どうぞ。」

彼の部屋でお出かけの話をしようとしたとき…

「なあ、俺スマホ買ってもらったんだ。連絡先交換しない?」

なんと、機械音痴のはずの彼がスマホを使うようになっていた!これは驚くべきことだ。

「わぉ!ついスマホデビューか~。いいよ、やり取りが楽になるし。それで使いこなせてるの?」

「いや、全然。連絡先交換の仕方も友達に教えてもらってやっとなんだ。」

「そうなんだ。私も最初は苦労した記憶があるなぁ。」

私は彼のスマホと自分のスマホをささっと操作し連絡先を追加した。

「これでよし。スマホがあればすごいいろんなことができるんだよ。もう持ってなかったころには戻れなくなるよ~。インターネットは結構使ってるの?」

「インターネットはとても役立ってる。天気予報、ニュース、ゲームとか。新聞とかテレビとかをみるよりも早く興味のあることが確認できてすっごい便利だね。」

どうやらインターネットはとても使っているようだ。しかし…

「そうだね。自分が知りたいことがすぐにわかるから便利。でもその反面うその情報や内容が書き換えられていたりすることがあるからすぐに信じちゃだめだけどね。」

「そうなんだ。気をつけないといけないんだね。」

私はうその情報にはとても敏感だ。なぜなら、過去にとあるグッズ発売日について検索したときに得た情報が間違っていて、1日遅れで買いに行ったら売り切れていたことがあるからだ。それ以来、必ずたくさんのサイトやニュース記事を確認するようにしている。


【情報はすぐに信じないで他の記事も確認してみるべし】


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