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19 御所に咲く花

鎌倉に戻った沙夜はその後、双子の娘を生み:瑠璃、玻璃と名付けました。


朝時は再び実朝近侍になり、北条家と実朝の間はまた円滑になったと思われていました。


実朝が朝時を呼び戻したのは、和田が戦を起こした場合、和田は負けるであろうから、三浦と話をつけて子供と朝比奈三郎たちを逃がすためでした。

実朝は我が子に対面する事を諦め、生かす道を選びました。八重の子の性別すら自分には伝えるなと命じました。朝比奈三郎・七重夫妻であれば、子供を無事に育ててくれるだろう。

自分が何も知らなければ、北条家も子供を探す事はできないと。

高明が京に向かった時、朝比奈三郎は密かに京に行き、実朝の計画を朝時に伝えていました。

三浦義村が和田義盛を裏切るのは想定内で、義村の弟:胤義に船の手配を頼み(義村は胤義が船を手配するのは黙認するはず)ました。

実朝は、幕府のために和田義盛を死なせてしまいましたが、朝比奈三郎たちは助ける事ができました。


実朝の招きで、沙夜の娘達が御所に来ます。初音、瑠璃、玻璃の三姉妹を見て、実朝は、沙夜、茜、真玉達と御所で遊んだことを思い出します。実朝は朝時と蹴鞠をして、姉妹達は、三幡姫と御所の庭で花を摘んでいたことを。

その頃の実朝は、兄:頼家が何故死んだかも知らず。ただ、平和に暮らしていました。


実朝は朝時に伝えます。

自分には跡継ぎができない。それは、身内を疑い兄弟を殺した父:頼朝の報いでもあり、また、兄:頼家の無念からだと。

自分だけなら、将軍家が終わっても構わないが、御家人達のために、幕府・将軍家が必要だと。


何れ、京から将軍として誰から招かれるはずだ。

この鎌倉で飾り物の将軍として一生を過ごすために。


朝時はその将軍を守ってほしい。

実朝は朝時に、太刀を与え、名越家は代々の将軍を守る役を命じる。

また、名越の一族には、結婚相手を自分で選ぶことを許すと。将軍・執権であっても、名越に縁組には口を出せないと。

実朝は太刀をともに、実朝の名前で書付を与え、それを広く知らしめました。

朝時の子孫を、政略結婚の道具にしない。好きな相手と一緒にさせる。

それが実朝にできる精一杯の事でした。


朝時は、実朝に心からの感謝をささげます。

一生かけて、実朝を守っていくつもりでした。

第一部のラストは時房の娘達が御所の庭で遊んでいるシーンで、

第二部のラスト(?)も沙夜の娘達が御所の庭にいるシーンで

十年?たって、同じことが繰り返される 「好きな相手と一緒にする」事にしようと思っていました。

年月とかもう合わせられていないのですが。


好きな相手と一緒になれるのは名越の特権となるわけです。

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