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10 片恋 -泰時-

泰時は子供の頃から、父(義時)は伯母(政子)の期待に応えるように生きてきました。

父が構わない朝時が羨ましくもありました。

若菜が死んだ時も、嘆く間も無く桂との結婚を決められ、桂とうまくいかず。疲れ切っていました。義村も桂が泰時との間に後継を生むことはないと思い、離縁を申し出、泰時も桂もそれを望んでいると聞き、承知しました。

(義村は、三浦の縁者を泰時の後妻にするつもりでした)


泰時は、自分の意志をはっきり持つ茜に惹かれていました。


※泰時が茜に惹かれ、茜も泰時の思いにこたえるようになって行く経緯も本当は、時間を経てなんです・・・

茜と泰時のエピソードで、泰時がたまたま重保の墓に手を合わせている茜を見る。(昔、重保が、決めた相手がいるが彼女がもう少し大人になってから申し込むというのを泰時は思い出し、あれは、茜の事だったんだなと思う)

茜は、重保の墓に向かい、もう自分はあなたより年上になりました。これからは、あなたを忘れて生きていきますと・・・


※高明が時房邸に出入りしているので、高明が茜に求婚しているのかと泰時は思い込み、つい茜に、自分は茜を思っていると告白する。茜は、自分を思ってくれる泰時の心にこたえたいと思うと伝えます。

泰時は茜と新しい人生を歩もうとします。


義村が茜を養女にして「三浦の娘」が泰時の妻になる形で話を進めていきます。

ところがそれをしらない政子が茜を実朝の側室にという話を言い出します。


実朝は信子の勧めで側室を持ちましたが、死産・流産が続き、伊賀の方の姪:町子は亡くなりました。

政子は、体の丈夫な茜であれば、子供を産めると思い、白羽の矢をたてたのです。

それを聞いた実朝は、普段とうってかわり政子に非常に怒りました。

自分の側室は自分が決めると。

(実朝の側室は基本的には御台所信子の侍女で、大人しい性格の者が選ばれていました。)

実朝は、急遽、七重と八重を側室にすると言い出し、茜の話は無かった事にするようにと命じます。

(七重は朝比奈三郎の許婚なので、周囲はどうなる事かと思っていましたが)

三郎が流鏑馬で見事な成績を挙げ、実朝がその褒美で七重を与えるという(八重に和田の後ろ盾を得るためだったのですが)


実朝が茜を拒否する事により、泰時と茜の未来は開けてはじめます。




史実では実朝は子供ができない体質のようですが、

ここでは、子供はできるが「生まれない」という設定にしました。

そのため、政子が茜であれば、実朝の子供を産むことができるかもしれないと思うのです。


実朝が、茜を側室にしなかったのは

泰時の幸せを奪いたくなかったのと


頼家の夢を見たからにしています

頼家は実朝に、源氏将軍の血は絶えると伝えます

父:頼朝は、自分の座を脅かすものとして一族を死においやった。源氏将軍の座は血にまみれている。子供だった実朝には罪はないが、報いとして、実朝に男子が生まれることはないと。


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