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時のかなたに虚を求めて  作者: 琴雪詩鈔
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INTRODUCTION.0 始まり

『2X45年 某日

 宇宙から飛来した解析不能な「何か」が北太平洋に落下した。推定直径は20km。そんなものが北太平洋何度に落下したのであれば、全生物の絶滅はおろか地球崩壊規模の出来事であっただろう。しかし、地球への影響は想定されていた同程度の質量、大きさを持つ隕石衝突よりもはるかに小さく、形容し難い恐ろしさと不安を各国の学者たち、指導者たちに与えた。その不安は、じかに目に見える形となって現れることになる。ある日、1つのニュースが世界中を震撼することになった。


 人の体内に新たな臓器が生成されていることが判明した。


 2020年にオランダの研究チームが、鼻から咽頭にかけての領域に発見した新臓器とは比べ物にならない衝撃を与えた。[1] まるで細胞内に存在するミトコンドリアのように、さも生物の形成時の最初期からそこにあったかのように存在していた。[2] ある研究チームの統計によるとある一定時期よりあとに生まれたすべての動物にその臓器を持つことが判明した。そして、新臓器を持つ動物には自然法則を無視する埒外の力、いわゆる魔法と呼ばれるような空想レベルの概念であった現象を扱うことができることも判明した。

 例えば、発火による不審火や原因不明の発火現象による重度のやけど、突然の温度低下によって辺りを氷結させるなどが一例としてあげられる。なお、この埒外の力は、新臓器の発生前には不自然ながらも自然法則に当てはめるため、広く多種多様な分野において研究が進められていたことは公知の事実として公表されている。


 現在では、埒外の力に対してはみだりに使用することは各国の法律にて制限されおり、軍事利用や兵器として能力者を扱うことを厳重に条約等で禁止されている。|↲』

参考文献

[1] https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167814020308094

[2] https://www.biophys.jp/highschool/A-31.html

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