4.初めての出会い
池の反対側に、、、
反対側って言ってもめっちゃ遠く!
そう言えばなんでこんなに見えてるのかも不思議なくらい遠くに水を飲んでいる大きな黒い物体を発見、落ち着け、落ち着け俺!
そっと木の裏まで音を立てずにそーーっとそっと、下がりながらバレない様に隠れようとしてると
あっ。水飲み終わった。
うわ、めっちゃこっち見てるーーーー。
やばい。
確実にこっち見てる。
いやぁーーーー。無理無理無理。
実は見えてないとかそういうパターンでお願いします。お願いしますお願いしますお願いします。
あっこっちに向かってジャンプした。
あーー終わった。完全に終わったわ。
しかもどんだけ飛ぶねん。
えっ水の上でジャンプしちゃってますやん。
三歩目で目の前の池のギリギリの所でストップ、
あっ!水の上に立ってる!すげぇ!
でもすげぇよりも怖い!
そう、目の前にいるのは巨大な真っ黒のライオンさんでした。
くっ食われる。
そう思い、目をつぶる。
ん?恐る恐る目を開けると
やっぱりいる!心臓が止まりそう。
あっ目が合っちゃった。
じぃーーーーーー時が止まったかの様に見つめ合っていると真っ黒のライオンさんが話しかけてきた。何故ここにいる?と
えっ。ライオンさん喋れるんですか。
即座に反射的に答えてしまった。
まだ目が合ったままなのでじぃーと見られたままライオンさんが答える。
ライオンさん?とは何か分からぬが俺は喋れるぞ。
そして何故ここにいるとまた聞いてきたのであった。
えーーーと。
ここが何処かもわからないのですが気がついたらここにいたってことなんですがそれで納得して貰えますか?
それはどういう事だ?
ここは黒の霊峰、世界の最果てだ。
結界があるので絶対近寄れるはずはない。
あー少し話を聞いてもらっても良いですか?
と大体のこれまでの経緯と状況を説明する。
ふむ。では世界を超えてきたと言うのが想像できるな。
そんなことでもないかぎり此処には入り込めん。
こんな事は初めてだが納得した。
してこれからどうするつもりか?
なるほど。それで自分はこれからどうしたら良いですか?
俺に聞くな!世界の渡り方など知らぬし聞いたこともない。
元の世界に帰る方法を探すかこの世界で生きていくかどちらにしてもこれから大変だな。
あー元の世界には別に帰りたいとも思ってないですよ!
この世界で生きていけたらなーと思ってますと答え、そして思う。こいつ良いやつだ!
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