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187.ベットでお話

ノアは3人と部屋に行きベットに入って寝るまでにお話をしてあげる事にした。


寝るまでにお話しをしてやるなら眠くなったら寝て良いからなと言ってからノアは話し始めた。


あれは俺が小さかった時の8歳の時の話なんやけど友達と泥で人の顔を作って誰が1番上手く出来るかって言う遊びをしてたねん。


小さな村で住んでてな、同じ年の奴がいる事が珍しいくらいなのに俺らは3人もいてさ、まあ仲良しさんだったわけだ。


俺と友達2人で頑張って作って3体の首人形が出来上がって誰が上手いか話し合ってたねんけどそこに10歳の当時は力も強くて子供達の中でやりたい放題してるアルバって言う奴が来て俺達の作った首人形を蹴飛ばして潰しやがったねん。


3体ともぐちゃぐちゃにされて俺達は文句言ったけど力では敵わないのでなすすべなくやられるだけやられて帰っていったよ。


俺達は悔しかったけどもう関わりたくなかったから極力近づかないようにと話し合ってその日は帰ったんだ。


そして次の日の朝に村で騒ぎになってなアルバが夜中に遊んでいて年上達と川に真っ暗の中飛び込むって言う度胸試しで1番に飛び込んだらしいんだ。


川には水がその時は全然無くて頭からアルバが飛び込んだもんだから首をやってしまって首から下が動かなくなってしまったって訳やねんけどなんか気にならへん?と聞きながらノアは昼に首から上の人形を蹴飛ばしたからその夜に怪我して動かない様になるなんてとそこまで言った所でトーヤとアメリがギャーーーーと言ってお互いを抱きしめあってプルプルと震えていた。


残るアベルは怖く無いらしく早く続きを聞き出そうにしてるので話を始めるとトーヤとアメリは耳を塞いでいた。


この話の最後はな、呪いとかそういった物じゃ無くて物を大切にしない奴はこうなるぞって言う例え話で小さい時にみんな聞かされて怖がらせる村の定番の話しやねんけどと話してトーヤとアメリにも作り話で物は大切にせなあかんなと聞くと激しく頷いて大切にすると何度も言っていた。


ノアは怖がらせたので3人にリラックスの魔法を掛けて少しするとウトウトと3人がし始めたので布団を掛け直して少しすると寝息が聞こえて来て3人が寝たようなのでノアも寝る事にした。


ノアはこの話本当にあった話やけどそう言っとかな怖がるからなと思い作り話とした。


ノアは少し怖がらせ過ぎたかなと思い反省はしないが面白かったから良いやと少し笑ってそしてノアも眠りについた。


朝になりノアが目を覚ますとアベルだけが起きていてノアにくっ付いていた。


おはようアベル。


おはようノア兄ちゃんとアベルが返してくれる。


俺が旅に出るのが寂しいんか?と聞くとアベルは頷いてグリグリと頭を当ててくる。


アベルの頭を撫でてやりながらお土産いっぱい持って帰ってくるし食べれる魚を持って帰ってくるから楽しみにして店で頑張って働いて待っててなと言うとうんと返事した。


少し早いけど起きて朝ご飯に俺らで1品追加しようとアベルに言って朝ご飯やからと2人を起こしてリビングに向かい厨房で用意しているキッカに1品追加で俺らで作るからと言ってから庭に出た。



ノアは無限収納から腸詰肉を取り出して鉄板の上に乗せて3人に焦げないように焼いてと頼んだ。


魔石を起動させ温めていき腸詰肉を焼いていきその間にパンに切れ込みを入れていき焼いた腸詰肉を挟んでホットドックって言う食べ物やでと3人に教えてあげた。


好みによって辛いソースをかけたり野菜を挟んだりと色々出来るけど今日は腸詰肉だけやけどと話していると門が開かれて隣の家からみんなが朝飯を食べにやって来た。


おーみんなおはよう。


中に入ってキッカの準備を手伝ってやってと言って家の中に入らせた。


3人が焼けたよーと教えてくれたのでどんどんパンに挟んでいき合計30本のホットドックが完成した。


籠に入れて3人に持って行かせノアは自分用にと腸詰肉を50本焼いていき焼き終わって無限収納に保管しておいてパンも追加しないとなと考えていると朝飯の準備が整ったようなので家にはいる事にした。


テーブルにつき料理が並んでいてこれはホットドックって言うねんけどと説明してみんなが1つずつ取っていき足りひんかったらおかわりしていいからと言ってそれじゃあいただきますとノアが言ってから朝飯が始まった。


キッカとリリーとスーにホットドックを持って見せながらこれに野菜を挟んだりして食感を変えたり後はこれに合うソースなんかもあると思うから色々試して良いの見つけたら帰って来た時に教えてなと言っておいたのでこれからの食事に様々なホットドックが出る事だろうと思った。


挟むだけでこんなに変わるのかとみんなは不思議に思いながら籠の中のホットドックは無くなっていった。


ゼストがこの形なら仕事中でも片手で食べれるし売ったら人気出そうだなと一言。


ノアはやりたいならやれば良いし店の中はまだまだ場所あるし作っておいて並べておくなら匂いもそんなにしないだろうしと言うとウルフジャーキーが落ち着いてきたらやってみるのも良いかもなとメルトナが言っていた。


朝ご飯を食べ終えてじゃあ俺はこれから家出てスイレンの町に行ってくるからみんな店を頼んだぞと言って立ち上がる。


するとみんなもついて来て見送りしてくれるそうなのでそのまま家を出た。


セブを連れて門をくぐりみんなが家の前に集合したので今日の商業ギルドへのウルフの引き取りはメルトナとトーヤとアメリとアベルの4人で行ってギルマスか副ギルマスに伝えとくから顔見せしといてと4人に言ってからセブに乗って商業ギルドへ向かった。


家の前ではみんなはノアが行くのを見送りキッカがみんなにさて主人が帰ってくるまでしっかりと各自やる事をしっかりやらないとねと声をかけスーにお金を渡しこれでそっちの家の食材なんかを買う時に払って頂戴ね。


それとその中には家の物で必要な物や道具なんかも買って良いからね。


そう言って金貨を5枚渡して無くなったら言ってくれれば出すから無駄遣いはするんじゃ無いよとスーに言っておく。


スーはしっかりと受け取り食材を買いに行く時は一緒にお願いしますとキッカに言ってリリーも一緒にねとリリーに言ってからみんなに必要な時は私に言ってねと伝えてからみんなと家に帰っていった。


一旦キッカ達も家に帰って片付けをしてから少しして店の時間までゆっくりしてから今日も店の1日が始まっていく。

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