183.新しい店に
晩飯が終わりメルトナに子供達を寮に連れて行かせた後ノアはリビングのソファーに座りながら隣の土地について考えていていた。
端から1区画目に今ウルフジャーキーを売っている店がありその奥の2区画にゼストの小屋があり武器の工房となる。
その横にギルドから買った商業ギルドの元訓練所の建物を置いたのでここまでで2区画が埋まって3区画と4区画の半分は寮で埋まり3区画のもう半分は訓練所になっているので4区画の半分に井戸と噴水を作る事にした。
そして5区画目にはキッカの要望で畑がする予定の土地になっている。
ノアは元訓練所の建物を1番手前に持ってきて今ある手前の店は撤去する事にしてその訓練所があった場所でウルフジャーキーの仕込みなどをする場所にする事にした。
思いついたらすぐに動き出して庭に出て樽に付けたウルフジャーキーの樽を全て魔法で乾燥させて完成させて無限収納の中に入れた。
隣の土地に来たノアは早速手前の店を全て無限収納に入れてしまい後ろの建物を無限収納に入れてから1番手前の土地で道に面したところに出した。
明日からはここで営業する事にしたので建物の壁に看板を置いておき分かるようにしておいた。
そしてウルフジャーキーの店の中にテーブルや椅子を全て無限収納から出しておき受付のカウンターを会計に使うので中に入って奥の表の客から見えない場所にウルフジャーキーの入った樽を全て出して積んでおき寮の前まで行って井戸と噴水を魔法でちょちょいと作ってしまい魔石を嵌めておいたのでこれからは水が循環するはずなので綺麗な水がここでも飲めるはずで井戸はあった方が良いかと気分で付けた。
その後は家に戻り風呂が空いたタイミングで風呂に入り明日は店の説明とか色々しなあかんなと考えながら風呂から上がり部屋に戻って今日は寝る事にした。
早めに目が覚めて今日はすぐに起き上がりリビングへ向かうと厨房から朝飯の良い匂いが漂ってきていた。
ノアはソファーに寝転びゴロゴロとしていると玄関の方から声がしてメルトナが寮の子供達を起こしてきて上からもみんなが降りてきたのでそのまま朝飯にすることになり厨房のほうからテーブルを持ってきて繋げてその上に料理を並べていく。
全て用意が終わり全員が座った所でノアから今日は大人数でキッカ大変やったやろ?
朝に店の事とか説明したら俺は奴隷商行ってあっちでご飯作る人とか人手を確保するから安心してくれとキッカに言ってから昨日連れてきた6人に朝からしっかり食べていっぱい働いて貰うからなと言ってそしていただきますとノアが言ってから朝飯が始まった。
そしてご飯を食べながら昨日の夜にした事をみんなに伝えて今日からは建物の中でウルフジャーキーを販売する事と昼からの仕込みは教えながらやって貰う事、それにウルフの肉をギルドで受け取る時に追加で毎日5匹~10匹の間なら買い取れると伝えて契約しといてとみんなに言ったので取りに行く人が話するだろう。
朝からのご馳走に昨日からの6人は勢いよく食べてとても幸せそうだった。
朝飯が終わり少ししてからみんなで今日は早めに店の方に向かい説明する時間を作る事にし家を出た。
おー!とみんなが声を上げて立派な建物だとみんなは喜んでいた。
そして中に入り受付のカウンターを会計出来るようにしてもらい4人並んで会計を出来る形と奥のカウンターは後々になるがゼストの武器を並べてそれの会計をする場所にしようと思っていると伝えておいた。
奥に樽を全て用意しておいたから1日で何樽までか決めとこうとみんなで話し合って3樽までにした。
元々1樽だったが3樽くらいは昨日の勢いなら足りないがそれくらいが負担も少なくて良いんじゃないか言う話になったのでウルフはやはり1日10匹位は必要になりそうだ。
当分は昨日の作り置きがあるので安心だ。
とりあえず今日は6人の新人は後ろでウルフジャーキーを数を数えて皿に乗せて会計をしている人の後ろについて貰う事になり後の事はメルトナに任せて説明して色々している間に店を開ける時間になったのでノアは後は任せたとみんなに言って奴隷商に向かう事にしたので店を出た。
店の外へ出ると沢山の人が看板を見て店の前に人が集まっていたのでノアは店から離れてすぐに家に向かいセブに乗って奴隷商に向かう事にした。
ノアが店を出てから店の中では今日の営業を始める為にメルトナが店を出て今から店を開けるから並んで入ってくれと声を上げて店がオープンした。
ゾロゾロと一気に客が入ってきてカウンターに並んでもらいメルトナが客に指示を出していき4連に並びウルフジャーキーを販売して行く。
左端からアメリ、トーヤ、アベル、キッカの4人で対応しキッカは今日までの予定だ。
後ろにはアメリの後ろにメーナとシウにエータが付いてトーヤの後ろにテストが付きアベルの後ろにモスが付いてキッカのうしろにはティーンが付いて対応する。
アメリの列は相変わらず凄いスピードで客を捌いていき1時間後には樽の中身は殆ど無くなっていて他の所も残り少なくなり残りを集めて残り15セットになったのでそれを伝えると残りの来ていた5人が分けて買ってくれて営業が終了した。
客の対応に慣れて一人一人のスピードが格段に上がった事とやはり3樽までにした事は正解だったようでもっと売ろうと思えば客は来てくれるだろうが売る側が持たないので正解だったようだ。
今日は新人達に仕込みを教えないといけないので早く店を片付けていると今日も早く売り切れそうだったので一足先に商業ギルドへ行ったメルトナがウルフの肉をギルドで受け取って帰ってきたので店を閉めて店の裏にみんなでやって来た。
今日は8体のウルフが有ったらしく全て買い取らせて貰い明日からの追加も了承して貰えたから何とかなりそうだとみんなに伝えた。
そして荷車からウルフの肉を取り出して1体はアメリが担当しもう1体はトーヤとアベルが2人で担当させて後は各自1体ずつやらせる事にしたので目の前にウルフの肉を置きアメリが一手ずつ解説しながら見せて真似をさせてみんながウルフの肉を解体していく。
ナイフの持ち方などはメルトナが各自に教えていき少しずつ作業を進めていきキッカはその間に昼飯の準備をする為に家に帰って行ったのでメルトナが1人で大変だと思ったがアメリが優秀過ぎてそんな事はまったく無かったので助かったと思ったメルトナであった。
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