160.Bランク試験で
メルトナは冒険者に1日戻る事になったので一緒に冒険者ギルドまで行く事になったがゼストは休みと言っても元々鍛冶職人で武器ばかり作っていた奴なので道具も揃ってきた事だしと何か作るつもりだったのでシーソーの土台と持ち手の部分を作るのに丁度良かったらしい。
ノアはゼストの使う窯を庭のゼストが鍛冶をする予定だった場所に土魔法で作り上げ魔法で強化してすぐに使えるようにしたらゼストは前に使っていた窯をよりも上等だと嬉しそうに話して材料は自分で買ってきて小屋を作っていくと話した。
そしてゼストはトーヤとアベルに俺が火を扱っている時は絶対に近づいたらダメだぞとそう言ってキツく言い聞かせた。
ノアは良い時間になったし今日は試験でセブを置いていくしメルトナもいるので歩いて冒険者ギルドへ向かう。
途中で武器の調子などメルトナに聞いてゼストに研いでもらい改めて良い武器をありがとうと言われた。
そして冒険者ギルドの前まで来たので分かれてノアは中へ入っていく。
そして中へ入ると本日9時からBランク試験を開催、場所は訓練所へ集合するように書いてある看板が立てられていたので向かおうとすると受付から人が飛び出してきた。
飛び出してきたのはライラで初めて冒険者ギルドに来た時の受付だ。
ノアさんもう来ないかと思いましたよ!
今8時55分ですよ!さあ急いでください、もうノアさん以外全員集まってます。
ノアはそう言われて俺はギルマスから9時からとしか聞いてないしちゃんとギルドには9時までに来てるから文句言われる筋合いも急ぐ理由も見つからへんな。
そう言って歩いて訓練所に向かった。
訓練所につくと人の多さが半端ない。
試験を受ける人だけで無くそのパーティーメンバーや野次馬達、更に誰が合格するかでギルド公認の賭博が行われるので人気の催し物となっていた。
ノアは中へ入るとギルマスから来たか!
コイツで最後で全員揃ったから説明を始めるから全員良く聞けよ。
今年のBランク試験は推薦を貰った総勢34名で合格者に制限は無いぞ。
まず試験場で試験を受ける者同士で順番に1対1で戦ってもらい、こちらで判断させて貰う。
勝ったから合格、負けたから不合格とかでは無いが1つの判断材料にはさせて貰う。
殺しだけは一発で不合格とさせて貰うから気を付けろよ?
そして合格の者は2次試験で面接だから副ギルドマスターのカミラが2階の執務室で面接するから合格した者から順番に行ってくれ!
じゃあその流れで行かせて貰うからよろしくと言って最初の試合は10分後からスタートだと話をして名前を呼ばれた奴から出てきて貰い順番はくじ引きだから文句無しで全員すぐ動ける準備はしとけよとそう言って解散させて訓練所は一気に騒がしくなった。
まず試験を見に来た奴らは賭博の所に向かいすぐにお金を掛けられる場所に集まった。
パーティーメンバーは集まってアドバイスをしたりしているが始まれば掛けに参加する奴もいる事だろう。
試験を受ける者は軽く体を動かして試験に備えていた。
ノアは解散になった後歩いて端の方へ行き壁にもたれて待っていると1つのパーティーが近付いてきて声を掛けられた。
声を掛けた相手は大地の足跡のパーティーのルディだった。
おい、お前こないだランクGだったのに何でもうBランク試験に参加してるんだよ!
ルディはノアが最後の1人で入ってきてから気に食わずに絡んで行ったのだ。
そんな様子のルディにゴルドとルーシェはルディお前は絡んでないで準備をしないと。
そう言って後ろでため息をついた。
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