158.魔の森から帰還したグループの成果
キッカは冷凍庫に水を入れて氷を作ると決めノアに許可を貰った。
普段から外は暑いので助かると言っていてそしてノアは季節についてなど色々みんなに聞いてみた所季節と言うものは無くて場所によって違うらしかった。
ラムダの周辺は比較的暖かい気候らしく王都の方はもう少し涼しくてもっと先の方は雪が降っているのが日常という場所もあるらしいし全く雨が降らずに砂漠地帯みたいなところもあるらしい。
大体人が住んでる場所は程よい気候が多いらしいが好んで僻地で住んでいる奴らもいるらしい。
結局持ってきた酒は全て無くなり夜も飲むならと無限収納からエールとドワーフ酒をひと樽ずつ出してやりツマミに干し肉をテーブルの上にある空いている皿に出してやりノアは風呂に入る事にした。
トーヤとアベルも一緒に入るらしいので連れて行き洗ってから湯船に浸かった。
もう2人はお湯に浸かるのも慣れたらしくリラックスしてお風呂を満喫していた。
風呂から上がりノアは2人を自分の部屋に行かせて自分も部屋にやってきた。
ベットにはマットが敷いてあるがこれは家具屋のコゼットにおすすめのマットを頼んでおいた物で1枚で小金貨5枚のなかなか良い物を注文したのだ。
早速乗ってみると低反発でしっくりときた。
明日はBランク試験で時間は朝9時からとの事で因みにこの世界は1日24時間でありがたい事に前の世界と同じであった。
そして寝転んでタオルを1枚腹に乗せて眠りについた。
夕方頃、冒険者ギルドでは賑わいを見せていてそれはノアが魔の森からの帰り道で出会ったグループが帰還したからだ。
更に今回は Sランクの魔物オーガキングを倒して来たのだから冒険者ギルドでは大きな騒ぎになっていた。
成果にはオーガキング、オーガアサシン、オーガメイジを筆頭に大物連発でSランク1体でも騒がれるのにAランク2体のおまけ付きである。
他にもハイオークやフォレストウルフなどB~Dランクの魔物も持ち帰り披露した。
そして受付したライラは買い取りの控えを渡して明日の昼以降で支払いしますのでよろしくお願いしますと伝えた。
そしてグループ全員をギルマスの執務室へ案内した。
ライラはドアをノックしするとギルマスが返事をして中に入っていく。
ゾロゾロと入っていき全員が入り終えた所でギルマスから良く帰ってきたなと一言。
成果はどんなもんだったんだと聞くとライラは買い取りの控えをギルマスへ渡すと目を通した。
お前らSランクをやったのか、オーガキングとは恐れ入ったぜ。
それで帰ってきた報告する為に来てくれたのか?
そう聞かれてガイルはまず帰ってきた報告の為に此処に来た事を告げる。
そして魔の森の帰りで1人の冒険者に会った事をギルマスに報告した。
するとギルマスはそれはノアって奴だ。
そいつからお前らが帰ってきてる事を聞いたんで受付達がスムーズに対応出来てただろ?
そいつはランクが今Cで明日のBランク試験にも推薦済みだ。
まだ冒険者になって1ヶ月も経ってねぇが凄い数の魔物をギルドに持って帰ってるぞ。
お前らに会ったのも魔の森から帰ってきた所だとギルドでは認識してるがな。
昨日の買い取りの控えをギルマスはガイルに見せる。
ガイルは内容を見てノアがソロで魔の森の中に突っ込んでいる事を確信した。
獣の咆哮の3人で正面に立っても何の反応もなく落ち着いていた事を話してあいつは強いとガイルが言った。
ギルマスはランクAパーティーの大地の足跡の息子のルディと揉めてた時まだランクGでランクCを相手していたと言った。
そしてガイルが明日の試験興味あるなと言い出して他のみんなも興味が出たらしく明日の試験の時間を聞いて9時にギルドの訓練所に集合する事になった。
話は終わり解散となりグループは一旦解散して明日ギルドで集合となった。
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