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146.強敵同士の戦い


ノアは目の前の這いつくばりながらなんとか体を動かそうとしている2体に黒飴ちゃんで心臓を突き刺してとどめをさした。


そして3体のフォレストリザードを無限収納に回収した時にまたノアの探査の魔法に反応があった。

しかも複数の反応でノアは頭を抱える。

くそー!音出し過ぎたか。

フォレストリザードも叫ぶし魔物がここに集まってきてるやん。


今ノアの周りには10体以上の魔物が集まって来ていて更に集まった同士で殺し合いをして騒がしくなっておりそれが更に魔物を呼ぶ最悪の状態になっていた。


今日は徹夜かな?

ノアはせっかく集まってきている魔物達を逃すのも勿体無いと思いここから逃げる事も出来たが今回は戦う事に決めた。


そこからは魔物を倒しては収納してまた次の魔物の相手をする事が続きそれは永遠に終わらないかと思われたが日が出てきて朝を迎えた頃にはほとんどノアの周りには魔物は居なくなっていた。


ノアは余裕がある時には魔物を回収しながら戦い出来るだけであったがそれでも大量の魔物を手に入れる事が出来た。


そして今目の前にはまだ魔物が残っていた。

それは本来ならこの深さにはいないレベルの魔物でこの騒ぎによって奥から出てきてしまったのである。


その魔物はゴブリンキング(ランクA)とジェノサイドオーク(ランクS)の2体でその2体はノアが戦っている周辺に来てから暴れまわって周囲の魔物を殺して回っていた時に2体は出会った。

そこから殺し合いは始まりノアが周囲の魔物を全滅させるまでも戦いは続いていた。


ゴブリンキングの方は魔剣を持っており大きな剣を使って戦っている。

対するジェノサイドオークは素手だが圧倒的なパワーと強靭な皮膚でゴブリンキングと白熱な戦いを繰り広げていた。


ノアは少し離れて倒された魔物達を無限収納に回収していく。

そして全てを回収し終わったのでこれからどうするかなと考える。


1.戦っている中に割り込んで三つ巴

2.2体纏めてやってしまう

3.どちらかがやられてから漁夫の利


3に決定し決着がつくのを待つ事にした。

ノアは鑑定を使い2体の情報を見てみるゴブリンキングランクAとジェノサイドオークランクSと出てるけどランクAとランクSやけどやけに競り合ってるのはあの剣のおかげかとノアはみる。


ゴブリンキングの持っている剣はランクS武器でゴブリンキングと同化しており魔力を吸って身体能力を2倍以上にまで引き上げていた。


元々は拾った剣だったが相性が良くゴブリンキングまで成長させて今もSランクと接戦を繰り広げる程の強さまで成長するキッカケになった剣であった。


普通のゴブリンキングなら一瞬で決着がついているであろう力の差がランクAとSにはあるのでその剣の有能性を感じられる。


ゴブリンキングは素早さと剣の切れ味でジェノサイドオークの皮膚を切り裂いてヒットアンドウェイの戦い方で翻弄している。


ジェノサイドオークは力強さと強靭な皮膚で素早いゴブリンキングの攻撃に翻弄されながらも決定的なダメージには至っておらず一撃でひっくり返せる機会を狙っていた。

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