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145/212

145.トカゲとリザードの違い


ノアは途中で休憩を挟みつつ魔の森の浅い場所にいる魔物は無視して奥へと進んでいった。


途中でオークは回収しておきそれ以外は完全無視で進んで行く。

そして夜には良い感じの場所に着いたので今日はここまでにするかと思い腰をおろす。

そしてコップに干し肉を入れてまたスープにして飲んでいるとノアの魔法に反応があった。


そして現れた魔物達に鑑定を掛けてみる。


フォレストリザード ランクC


単体でのランクはCに指定されているが群れになるとランクBまで上がる。

爪と牙に毒があり痺れさせて動きを封じてから獲物を喰らう。

爪と牙、皮が素材として扱われ肉は毒持ちの魔物だが肉は無害なので食べられるが毒を持っている魔物の肉を食べる人は少ない。


爬虫類は熱で反応するって聞いた事あったからそれでかな?

一気に3匹相手に更に毒持ちなら近付くのは遠慮したいから魔法で行かせてもらうか。


ノアは足元の土を動かして固定する。

1体は捕まえたが他の2体は躱されてしまったのでとりあえず捕まっている1体にウォーターランスを投げる。

そして他の2体は素早くノアの方まで近付いてきておりノアはウインドカッターを2体に向けて放つ。


ウォーターランスは胸に突き刺さり貫通して後ろの木に刺さって消滅した。

ウインドカッターの方は1体が避けてもう1体は避けれずに命中した。


あれ?命中したはずの1体が何事も無かったかのようにぴんぴんしているのでノアはもう一度ウインドカッターを2体に向けて放った。

今度は2体ともに命中したが次はノアは見逃さなかった。

フォレストリザードの皮にウインドカッターが弾かれて無傷だったのだ。


なるほど、ウォーターランスは貫通したからウインドカッターは威力が足りひんって事やな。

ノアは大きな突風を吹かせて2体を遠ざけて少し距離をおいた。


さてとどうするかな。

出来るだけボロボロにしたくは無いしでもこんなんに手擦っていてもなと考えノアは大きなウォーターボールを作り出して2体に向けて投げると2体はどちらも避けきれずにウォーターボールに飲み込まれた。


今回投げたウォーターボールはそのままばしゃっと音を立てて2体に掛かっただけであった。

2体はダメージも無かったのでそのままノアの方へ走ろうとしたがこけてしまう。

それは2体共で体がかなり鈍くなっていた。


ノアが投げたのはキンキンに冷やされたウォーターボールで凍る一歩手前まで冷やされていたので爬虫類は熱を奪われると動けなくなる事を知っていたのでノアは試してみた。

魔物相手にはどうなるかと思ったがどうやら狙いは成功したようだ。


因みにトカゲと名のついた魔物は立ったりしないで4本の足で移動する。


リザードと名のついた魔物は二足歩行の爬虫類で間違いない。

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