138.味付けの秘密
少しして3人はメルトナに起こされた。
晩飯の時間になったようだ。
3人は起きてリビングへ向かうと良い匂いが部屋に漂っていてもうテーブルには美味しそうなご飯が並べられていた。
起きて来たね!
準備は出来てるからもう食べれるよ。
今日はオーク肉のステーキだよ!
トーヤとアベルのは少し小さめで作っておいたから全部食べられるはずだよ。
そう言ってキッカは厨房の方へ帰っていった。
いただきます!
3人は食べ始めるとノアはオーク肉のステーキの美味さに驚きながらも勢い良く食べていった。
そして今日はもう一品ある。
それはモロコの茹でた物でモロコとはトウモロコシの事で一般的に良く食べられているらしい。
そして少し塩の香りがした。
ノアはモロコを食べながら少し考える。
ただのオーク肉でこの味なのだからハイオークの肉はもっとオークキングならと考えて近いうちに魔の森まで行って狩りに行く事を決心した。
魔物は強い程旨いという訳ではないがオークは強いほど旨いと言われている。
ハイオーク以上の肉になると貴族達が好んで食べる肉になるらしく高級な食材でとても人気のある素材らしい。
オークキングとなると王族主催ののパーティーで出された事があるとか言う話を聞いた。
ノアは魔の森で少しはオークに出会い無限収納で収納していたがノアが通ったルートはオーガがかなり強い地帯だったようだ。
ノアにとってはオーガの肉は食べれないので外れと言っても間違いはなかった。
ご飯を食べてゆっくりしているとメルトナとゼストがやって来てメルトナはノアと少し手合わせをしたいらしい。
ゼストは観戦とまずメルトナの武器を手入れする前に庭のどこかに小屋を作ってそこで鍛冶をやりたいらしいのでその話をしにやってきたようだ。
良いで!じゃあ庭でやろか!
ゼストは庭のどこら辺が良いか教えて。
そう言ってノアは庭へ向かう。
キッカには庭に行く前に塩の香りのしたモロコの事を聞いてみるとソルの葉と言うものが有るらしく一般的にはそれを使われているらしい。
塩は高級品で貴族が使う様な物らしい。
その後に片付けを頼んで終わったらトーヤとアベルを風呂に入れて貰うように頼んでそのまま先に自分も入るように言っておいた。
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