136.ご主人様の正体は
家が貴族屋敷でびっくりしたやろうけど俺は冒険者やねん。
それで普段はずっと家におらんと思うねんけど昨日2人を拾って来て家に住ませる事にしたから家の管理もやし2人の世話をして貰えるように3人を買った訳!
だからよろしくな!
外に馬のセブって子も居るから仲良くしたってな!
それと後何日かしたらBランクの試験があって何日開けるか分からんかったから絶対に人が欲しかってん!
それで当面の生活費とか必要な物を買うのにいる金を渡しとくわ。
食料品とか買うのにその都度渡すのめんどいから管理はキッカに任せるで?
大金貨1枚を渡す。
それで普段は使う物とか寝る時の寝具とか何でもいいけど自分で買って来て欲しい。
3人にそれぞれ小金貨5枚を渡す。
トーヤとアベルもお小遣いいるな!
小金貨1枚を渡し大事に使えよ?
そう言って頭を撫でてやる。
他にも必要な物があって金がいるようなら言ってくれたら考えるから教えてな!
ああとりあえずすぐに鍛冶の出来るようには難しいと思うからゼストには研いで欲しい武器が有るからそれに必要な物とか揃えといてな!
ランク高い武器頼むから良い物で揃えて欲しいから、んー金貨5枚の範囲内で道具揃えてくれ!
そう言ってゼストに金貨5枚を渡す。
ゼストは今まで自分が使って来た道具より遥かに高級品だと騒いでいたがやる気はお陰で上がったようだ。
じゃあここからは各自買い出しとか必要な物を揃えて貰う。
夜までに帰って来いよ!
キッカは晩飯の用意もお願いするけど頼んだで!
そう言って解散となった。
ノアはトーヤとアベルにセブの所に行こか!
そう言うと2人はノアの後ろに着いてくる。
そして玄関から出てセブを呼ぶと厩舎で休憩していたセブが出てきた。
セブが走るとトーヤとアベルは後を追いかけて楽しそうに走っている。
そしてノアは庭に前作ったファングボアの毛皮を敷いた椅子に座ってそれを眺めていた。
奴隷の3人が家から出てきて買い出しに行ってくると報告してから門を開けて出て行った。
庭には家よりの所に井戸があり、まだ使えるとの事だったのでそのままにしてある。
でも噴水で水が循環しているのでそっちから水をとったほうが早そうな気がするが家からは近いので一応残して置いた。
ノアは厩舎の方へ近付いて厩舎の裏に盗賊から回収していた馬車を出した。
セブを買った馬車屋に渡したのは盗賊に襲われていた人達が乗っていた馬車で良さそうな方を残して置いたのだ!
そして家の門の近くに荷車を2台並べて置いた時に買い出し行った奴らに必要だったかと思ったのだがもう遅い。
そしてトーヤとアベルは疲れを見せず遊んでいるので2人を呼びある事を始めようとする。
それは魔物の肉で作った栄養満点の肥料を庭に撒く事だ。
家を買った日に刈り取ったのでまた伸びてくるが出来も見たいしセブの餌になるのでいくらあっても良いので使ってみる事にした。
トーヤ、アベル!
この粉を庭の草に全部撒いて欲しいねん。
満遍なくやで?
1列に並んで一緒にやるかと3人は並んで肥料を撒きながら端から歩き始めた。
そして端から端まで撒き終わり2人は汗だくになっていたので噴水の中で遊んでいいでと言うと2人は飛び込んで行った。
深さは2人で腰の上くらいで小さい子のプールくらいの深さになるので丁度良さそうだ。
2人には大人が居る時しかあかんで!
そうしっかりと言いつけておく。
何かあった後では遅いからな!
ノアは足を水に浸けて涼んでいると門が開かれキッカとメルトナが一緒に帰ってきた。
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