131.ゼストの場合
俺は借金で店を奪われて奴隷商へ入った。
借金の額は金貨5枚で貴族の剣が売れてれば奴隷にはなって無かったしその剣は買い叩かれて返済の足しにされた。
悔しくて堪らなかったし念願の自分の店だったのだ。
14歳から鍛冶屋の親方に弟子入りして技術を学び15年働いてやっと一人前。
そしてようやく自分の店を持つ事になり5年目の出来事だった。
これから武器を撃ち続けて50年も経てば一流、100年経てば超一流だってと夢見てひたすらに武器を作り続けてきた。
店の売り上げはそんなに儲かっては無かったが1人で生きていける位は普通にあった。
偶に良い素材を使ってみて剣を作り店に置くとすぐに売れた。
そんな事が続き大貴族の耳に入ってしまって奴隷落ちになる原因の事件が起きた。
前金無しで出来てからその出来栄えに応じて対価を支払うと言った形で普通なら絶対に受けない依頼だ。
素材を買う金も用意してくれなかったが良い物じゃないといけない。
ゼストは手持ちの金をかき集めて足りない分は借金して素材を買い剣を作り上げた。
そして依頼主の家まで行くと取り潰しになっており、何とかならないかと言ったが無理だった。
そこからは最悪の日々だった。
借金の形に金になる物は全て持っていかれ最後には店ごと奪われた。
それでも足りなかったので奴隷となった。
そして今日若い兄ちゃんに買われた。
奴隷になってここに来てから良く喋っていたキッカの姉さんとメルトナも一緒だ。
奴隷商を出て服を3セット買ってもらい家に着くと貴族屋敷で貴族だったのかこの兄ちゃん。
そして中で風呂に入れられる事になり3人で誰からと言う前にキッカの姉さんが入って行った。
先を越されたな。
メルトナ次はどっちが入るか?
キッカの姉さんが入ってる間に話をするとメルトナは次は俺に入れと言ってきた。
言葉に甘えてキッカの姉さんが出てきたので風呂に入らせてもらう事にした。
こんな立派な風呂に入ったのは初めてだ!
汚れも久々に綺麗に落ちてスッキリした。
少しだけ湯船に浸かりすぐに出てメルトナと交代する事にする。
やたらと髪と髭がサラサラしてやがるが体を拭きすぐ出て交代してリビングへ向かった。
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