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126/212

126.お金が足りない


ノアは最後まで言葉を言わさず刀を喉元に突きつける。

お前それ以上口を開けたら殺すぞ。


一瞬の出来事で他の連中は反応できてない。

うっ...と声を出してそこからウォルトが動けないでいるとモズがすかさずノアに申し訳ありません。

あなたは奥へ下がってなさい。

そういってウォルトを下がらせる。


ノアはいや、変な事を口走ろうとしやがったからな。

いきなりでこっちも悪かったな。

そう言ってモズに謝る。


では最後の4人目に行かせてもらいます。


人族、男、17歳、金貨2枚です。


最後は僕だね。名前はメルトナ。

借金奴隷で理由は元冒険者でランクはEだったんだけど元仲間にはめられて依頼失敗の責任を取れと言われて何故か全部僕のせいと報告されてて僕1人で払わないと行けなくなって装備とか全部売り払ってもまだ足りなくて奴隷落ちさ。

武器さえあれば警備の仕事は出来ると思うよ。

4人目も終了。


モズはノアにどうでしょうか?

今条件に見合うのは紹介した4人だったのですとノアに説明する。


ノアは3人とも来て欲しいと思った。

全員で大金貨1枚。

今ノアは盗賊の懸賞金も使い切ってしまったので大金貨1枚は手持ちに無い。

なのでモズに冒険者ギルドで素材売って金に変えてくるからちょっと待っててくれへん?

ここにおる3人とも買うから準備してて!

ほなちょっと行ってくる。

トーヤ!アベル!

ここでちゃんとまってるんだぞ?

そう言ってノアは奴隷商から出て行った。


奴隷商から出てノアはすぐに冒険者ギルドへ向かう。

そして中へ入り買い取りの受付に向かう。

幸い誰も並んでいなかったのでそのまま受付に買い取りをお願いする。


本日はどのような物をお持ちになられましたか?

そう言ったのは初めて見る受付だった。

ノアは冒険者カードを出してオーガ3体分と

ハイオーガ2体分の素材を買い取りに出した。

肉は無限収納に残しておいた。

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