110.鍛冶屋での出来事3
ノアは工房内の視線を独り占めしているので仕方なく状況を説明する。
確かにそのナイフは俺の物やけどだから言ったやん、随分期待してるんやなって。
奥さんには一応確認したつもりやで?
それでそのままソルベに任せたら怒鳴り声聞こえて今って訳!
ソルベは半泣きでワナワナと震えている。
親方はナイフを見てノアにこう言った。
すまない兄ちゃん。
責任を持って俺が研がせて貰う。
俺はこの鍛冶屋の親方でワドーゼってもんだ。
そして奥さんを見てシーナ、販売は任せているがこう言った事は勝手に決められちゃ困るぞ。
それに今日はソルベは店番の日だろ?
他の奴らにさせるならまだしも。
と奥さんは怒られていた。
そしてトルキス、手伝ってくれ。
今すぐ始めるから準備を頼む。
そう言って奥へ行ってしまった。
奥さんはすぐにノアの元へやって来て兄ちゃんすまなかったねと謝ってきた。
それとソルベあんたにも謝らないとね、すまなかったよ。
ソルベは泣きながら首を振る。
ソルベ、アンタは悪くないんだ!
だから泣き止んでおくれ。
奥さんは泣きやまないソルベに困っていた。
ノアは奥さんとソルベに聞いてみた。
なぁソルベは見習いだろ?
普段はどんな事してるんだ?
2人はなんで今こんな事を聞かれているか分かっていないが答える。
ソルベは見習いだから掃除片付けがメイン。
まだ剣は作らせて貰ってないけど研ぎはこないだから任せてもらえるようになったって聞いたから任せようと思ったんだけど。
そうよねソルベ。
ソルベは頷きそして補足する。
掃除片付けが殆どで研ぎはまだ2回しか回って来ていません。
人数が多いので僕に回ってくるのは少ないです。
後は持ち手の張り替えや分解とかをやらせて貰ってます。
ノアは話を聞いて閃めいた!
奥さんソルベを巻き込んじまったんだ。
少しは親方に口きいてやるのも構わないよな?
奥さんはそれは構わないけど何を言えば良いんだい?
そう言って話にのってきた。
俺は大量の剣を持ってる。
これをソルベに全て手入れしてもらおうって話さ。
親方に許可貰わないとソルベは仕事出来ないだろ?
それに見習いだから仕事も中々回ってこないし巻き込んだ罪滅ぼしじゃ無いけど手を貸してやれよ。
俺はその機会を上げるだけ。後は奥さん次第やで!
そいつは有難いけどソルベ!
あんたはやりたいか?
あんたがやりたいって言うなら私はあの人にあんたにさせてやって欲しいとお願いするよ。
ソルベはやりたい。
泣きながら頷きノアにお願いします。
僕にやらせて下さい。
そう言って頭を下げてきた。
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