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ガードマン!  作者: 如月 右京
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面接

良く晴れた朝だった。

今日は面接なのだ。

着慣れないスーツ姿だ。

「ん~こんな感じかなぁ。」

「取り敢えずは履歴書持ったしそろそろ行くかなぁ。」

そう呟き自宅を出た。

自宅は集合団地だ。

駅までは徒歩で向かった。


電車を乗り継いで池袋駅ヘ到着した。

少し早く着いたので、公園に腰掛けた。

実は明日で20歳になる。

就職も決めて社会人になれるかの瀬戸際だった。

履歴書を確認し会社の場所を再度確認した。

「さてと、いざ出陣ってか。」


会社は駅から近く徒歩1分程にあった。

迷わず着いたが緊張していた。

「会社には10分前か5分前に入るんだっけ?」

「まぁいいや。当たって砕けろだ。」

そう呟き会社玄関を入り二階ヘ向かった。

階段を上がると小扉がありノックして入った。


悠弥「失礼しまーす。面接の髙野ですが・・・。」


会社内はデスクワーク社員なのか20人程いた。

電話はひっきりなしに鳴っている。


横 瞳「はい、いらしゃいませ。もう一度お名前伺ってもよろしいですか?」

悠弥「あぁ、15時面接の髙野ですぅ。」

横 瞳「髙野さんですね。」

そう言うと彼女は面接名簿なのかバインダーの書類に視線を落とした。

横 瞳「あぁ、ありましたね。では、ご案内しますね。」

そう言うと、応接コーナーに案内され座って待つ様に言ってその場を離れた。

悠弥は慣れないスーツに緊張しつつソワソワしていた。

相変わらず、電話はひっきりなしである。

しばらくすると、細身の男性社員が現れた。


田中 部長「こんにちは、田中です。」

悠弥「あ、よろしくお願いします。」

そんなたわいも無い面接が20分ぐらいだったろうか。

合否は追って連絡との事ですんなり終えた。


面接を終えた悠弥は、駅前の公園で緊張から解き放つ様にタバコに火を付け大きく煙りをはいた。


悠弥はふと考えた。

「警備員って俺に出来るのかなぁ。」

そう、悠弥が今回面接を受けたのは令和綜合警備だ。

比較的に商業施設の駐車場警備が多い会社だ。

なぜ、この会社にしたからと言うと制服で決めただけだった。

なんとも適当である。


一服を終えた悠弥は電車に乗り帰路についた。




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