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プロローグ
乾ききり、ひび割れた まるで血の色のような大地が広がっている ここには、50年前、小さな貧しい国があった、そこには、獣人といわれている種族が暮らす 国とは、名ばかりな小さな小さな国だった
そんな小さな貧しい国は、今、存在しない、先の戦争で滅ぼされ、貧しいながら暖かい獣人達もここには、存在しないそんな地に男は、漠然と立ち尽くしつていた、見た目は、白髪混じりの黒髪に同じ黒色の瞳、腰には古びれたナイフを下げ、黒いロープを纏っている50代ぐらいの壮年の男だ、その男は、かの国があった地を見ながら ただただ涙を流していた。
「すまない…………すまない……」
これは、とある男の物語、