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カナ  作者: みなみ
第一章 出会い
7/16

白い死神

「カラス君の同居人は面白い人達ばかりだね。」


 木場君と会った数日後の夜、カラス君と話していた。彼と会うのは久しぶりだ。


「…やっていけそう?」

「うん、もちろん!」

「……。そうだな、楽しみだな。」

「カラス君は?私は貴方の事も知りたいな。」

「……。そう…だな……いづれ…」

 カラス君は、曖昧に返事をする。一瞬彼の表情が引きつったように歪んだような気がした。



(そう、いづれ。…なあ、死神さん)


 -------------------

 秋のある日、私は彼らと出会った。


 彼は言う、“俺達を殺す方法を知っているのだろう ”と。


 私は、彼らが生きる為に友達になりたいと思った。



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