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幻獣ぱれっと!  作者: 橘 猫音
旅立ち(顔見世的なとかいっちゃダメ)
15/26

正月:あんあわりあるファンタジー展開中

クリスマスの夜…俺たちは一晩中飲みあかした。


そして今は7日後、12月31日、今年最後の日だ…って…


飛ばしかた雑ッ!


鳴葉「ちょっと! なにこの雑な飛ばしかたわ!!」


シュウ「い、いや、しょうがないんじゃないですか…?ほら、作者の都合ってやつで」


空音「うふふ~ でもお正月前って一番盛り上がる時だよね~。」


アルエ「作者はそんな大事な7日間を飛ばしてただですむと思ってるのか!?」


シェンド「まぁ、思ってたから飛ばしたんだろうけどな。」


鳴葉「私がお灸を据えてやらねばならないようだな…」


シュウ「え…鳴葉さん何する気ですか…?」


リボン「何ってそれは、俗に言う『お楽しみ』って奴じゃないの?」


ユー「にゃあ、まぁ許してあげてもいいんじゃないかな~?って言えってあそこにカンペが」


空音「あ~あ…墓穴掘ったねー…」


鳴葉「どうやら全く反省してないようだな。アルエ、シェンド、ちょっと付いてきてくれ。」


シェンド「解った」


アルエ「りょーかいー」


シュウ「えっ?鳴葉さん、どこ行くんですか…?」


鳴葉「鬼退治(仮)」


シュウ「ちょっ…! 待ってください!ホントすいませんでした!! 間は外伝として後で書きますからッ 折檻はイヤァァァァ!!」


ユー「シュ…シュウにぃ…怖いよ…」


鳴葉「な、何を突然土下座をして叫んでいるのだ…」


空音「シュウは『踏んでください』って言ってるんだよ~ 鳴葉に(笑)」


鳴葉「シュ…シュウ…お前がそんなドM野郎だとは思ってなかったよ…」


シュウ「ま、待ってくださいよ!! なんか体が勝手に…!!」


ユー「作者権限って奴だね~」


シュウ「そうそれだ!! って鳴葉さんは?」


空音「ハイヒールを取りにいったみたいだよ~」


シュウ「ちょっ…踏む気満々じゃないですか…って痛ァ!!」


鳴葉「どうだ…?シュウ、気持ちいいか…?」


シュウ「あがっ…痛ッ…い…痛いですよっ!」


ユー「『好きなだけ踏んでください』byカンペ」


空音「うふふ~」


アルエ「なむなむ…」


シュウ「痛ッ…あっ…でもちょっと気持ち…」


ゴリッ


鳴葉「あっ…」


シュウ「いッ…イヤァァァァァ!!」




※作者より誠にお詫び申し上げます

…もう一度いう。


あれから7日後、つまり12月31日


俺は鳴葉さん宅(現在居候中)の和室でコタツに潜り、テレビを見ていた。


「ていうか鳴葉さんちって和室あったんですね。あとテレビとコタツも。」


ちなみに俺が寝泊まりしている部屋は全体的に真っ白の、とにかく真っ白な洋室だ。


まさか鳴葉さんの家にこんなにほっかりした部屋があったとは


「そりゃああるよ。冬は冷えるし毎年紅白を見るのは楽しみだし。」


『紅白』つまり歌合戦


まぁ年末の楽しみの一つだな…ってこれファンタジーじゃ…やっぱりいいや。


「ちなみに紅白が終わり次第、カウントダウンがあるからな。」


「にゃぁ?紅白って新年までやるんじゃないの?」


「いや、紅白は11時45分で閉幕だぞ。」


嗚呼、なんだろう、なんか違和感。わかってると思うがこれはファンタジー小説だ。


「ちなみにシュウよ、和服は持っているのか?」


「は?和服なんて持ってませんよ。最低限必要な物だけ持ってきたんですから。」


元々持ってないけどね。


「そうか…では来年までに買っておくように」


「マジですか?」


「あぁマジだ。」


マジかぁ… 和服って高いんだよな… 金の使い所が増えた。


「ちなみにユーの分は借りてある。」


「やったぁ! どんな柄の~?」


嬉しそうにしているユー


良かったなぁ…ってユーだけ!?


「鳴葉さん…あの、俺の分は…」


「無い。」


「ですよねぇ…」


ちょっとしょんぼり


「そういえば鳴葉さん。空音さんは呼ばなくていいんですか?」


「ああ」


「え~? 仲良いのに呼ばないの?」


「ああ」


だって…と続ける鳴葉さん


「呼ばなくてもくるし。」


ぴんぽーん


チャイムが鳴る。なんてナイスなタイミング。ほらね、と鳴葉さん。


「やっほー鳴葉!! 空音ちゃんが遊びに来たよ~!」


明るい声、紛れもなく空音さんの声だ。


「入りなさい。」


といいながら部屋を出て玄関まで出迎える鳴葉さん。可愛いじゃないか…


「ふむ、このみかんは中々実が締まってて美味いな。」


うおっ! いつの間にか俺の隣でシェンドがコタツに入っていた。


「お前いつから居たんだ…」


「お前が『ってこれファンタジーじゃ…』って思ってた辺りからだ。」


さいですか…


「お、シェンド! ユーちゃんも! あ、シュウも居たんだ~(笑)」


この人はざっくり、遠回しに酷いな…って…あれ?


水色地に赤トンボの和服、本来なら夏に着るものだが、ピンポイントに真っ赤な空音さんに、びっくりするくらい似合っていた。


「今年もそれか」


しれっと言うシェンド


「わ~、空音さんきれーなんだよ~」


目をきらきらさせて言うユー


「…」


見とれる俺。


「おい何をボケッとしている?紅白が始まってしまうぞ。」


鳴葉さんの呆れた声。


「おぉ~、鳴葉、記録更新だね~。 3分21秒だよ。」


「よし、まぁ年々早くなってるからな。」


へ?何が? って…


鳴葉さんは和服に着替えていた。首回りにふわふわしたの付いてる桜色の和服。所々に白で模様が刻まれている。


おぉ…最高に似合うじゃないか…


「さて、そろそろ始まるな。」


「何がですか? ていうか鳴葉さん俺と結婚しませんか? いややっぱりなんでもないです。」


「紅白だ。 それと結婚はしない。」


「さいですか…」


「おい鳴葉、俺は『絶対に○ってはいけないエア○ート』を見るつもりで来たのだが…」


「シェンドよ、我が国の東方の文化を守って紅白を見るのが国民の勤めだ。」


「そうか…まぁ『絶対に○ってはいけないエア○ート』は12時45分には終わらないし、いいか。」


嗚呼年末の美しい雑談風景だなぁ…って…これファンタジーじゃ!?


「あの…これファンタジーじ」


「シュウ~、紅白始まるから静かに~」


「あ、今年も大林幸子(仮名)は凄そうだな。」


「なんか、獅子舞の上に乗るんだよね~」


「ふぇ~、にゃぁ、私紅白見るの初めてだから楽しみなのです~。」


「レディ・ガカ(仮名)も生で写るんだろ?」


「そうなのか?」


「確かだけど」


嗚呼、もう物語がズレまくっててわかんねぇよ。


お、やっぱり今年も司会は(タイフーン)なんだな。


「うわ…ぶっちゃけAKP47(仮名)って顔と名前一致しねぇよな…」


「整形疑惑も浮上し」


「ぎゃー、そんなこというな! いろんな方面から怒られるから!!」


「…それもそうだな」


嗚呼、話がリアルだ。


まぁ皆楽しそうだし…まぁいいか。


それではのんびり紅白を見ることにしますかぁ


嗚呼、皆でコタツに入って紅白鑑賞…幸せだ。

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