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誕生日
微エロ
辞めたいのも言えないまま、数ヶ月が過ぎた。
今日は誕生日。
休みを貰った。
友達から誕生日パーティーをしてもらった。
ぎゃあぎゃあ騒いで、疲れた。
「じゃーまた明日ね！」
「うん。おやすみ。」
友達は、ぞろぞろと帰った。
午後10時。
彼は起きているだろうか。
久しぶりに話がしたいなあ。
今までのこと、謝ろう。
会いたい。
あの日以来、学校以外で会うのは初めてだ。
会いたい。
そう強く願い、彼の携帯に掛けた。
プルル.....
『もしもし』
もしもし。あのさあ・・・
私が言い切る前に、彼はこう言った。
『星を見ようか。』
うん。
答えは決まっていた。
あの日、作った2人の場所で。
「どうぞ。」
そう言って、中に入れてもらった。
天上から星空が見えるつくりになっている。
「うわあ・・・綺麗」
「うん。」
それから、星の名前をたくさん教えてもらった。
「お誕生日おめでとう。」
「ありがとう・・・・」
私たちは、まるで決まっていたかのように、抱きしめ合って、キスをした。
何度も、何度も・・・・・
そして、そのまま行為に至った。
いくら忘れようとしても忘れられる訳なかった。
人生で初めて愛を持った行為をした。
18歳の、誕生日・・・
