表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月齢  作者: めー
6/7

すれ違い

この話には、未成年の喫煙が描写されていますが、その行為は、法律によって禁じられています。

GW明け、

学校に行くとみんなからの視線が鋭かった。


当たり前だ。


私は髪を染めた。

明るめのハニーブラウン。


化粧もした。

アイラインを引いて、つけまもして、ツヤっツヤのグロスを塗った。


「かわいい!どこで買ったの?」

「今度一緒に遊ぼう!いいでしょ?」

「あっずるーい!俺も俺も!」

「俺も行く行く!」


ただの無口な女子。


それが、休みの間に、すっかりクラスの中心的存在になっていた。


それからというもの、彼とは接せず、クラスの女の子たちと遊んだりした。

夜は、バイト。

女の子と遊んでるから、夜はめっきり集中できた。




完全に彼を忘れる為だった。




今頃、何してるんだろうか。


仕事が終わって、タバコに火をつけ、ふとそんなことを思った。


前よりずっと明るくなった。

友達もいるし、充実している。


彼は・・・どうなんだろう。




何考えてんだか。


タバコの火を消して、服を着ようと立ち上がった。


「店長さーん!あがりまーす」

「おお、最近気合入ってるな!その調子で頼むよ?」

「はい・・・では」



辞めたいんですけど。


今日も言えなかった・・・




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ