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プロローグ
この物語には未成年の飲酒、喫煙などが書かれていますが、それらの行為は法律によって禁じられています。また、この作品においての影響で問題があっても、一切責任は負いません。
その日は、
宿題を出さなかった。
理由は無い。ただ、なんとなく怠かっただけだ。
担任がうるさいので、居残りで宿題を済ませた。
私は黙々と英単語の羅列をノートに書いてゆく。
部活に行かずたまっているクラスメイト達が年相応の卑猥な単語を連発している。
あいつらはあそこまで、だの、あいつってもう、ヤったんだって、だの、あの先生って実は、だの。
耳障りだと、しかめっ面をした。
だけど、私は、そんなクラスメイト達よりも卑猥で、近寄り難い秘密を隠していた。