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青春夏想  作者: 螢火
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渚に心を読まれてる?

西河さんの友達には少し謎の人がいる。東海渚。彼女は運動神経はよく見た目はかなりボーイッシュだ。かっこいい系女子なので男女問わずモテており、実はイケメングループNKYより女子だけで告白されたという噂があるくらいだ。男女の告白を合わせると西河さんと同等である。男女問わず気軽に話しかける。休み時間に夏那さんの席で二人話をしていた。

「僕夏那が早く恋をして欲しいのにな。」

「別にいいでしょ。」

「試しに僕に恋してみる?」

「嫌だよ。」

「いいじゃん。僕女子からモテるよ?」

「ダメだよ。渚が恋人はなんか嫌だ。」

「僕は全然OKなのにな。」

「人に恋してそうにして渚は好きな人いないの?」

「僕容姿が可愛い系の男子が好きなんだよ。小動物みたいでいいんだよね。」

「じゃあ探せばいいじゃん。」

「夏那以上に可愛い人が居なくて…私思うんだよ。夏那みたいな可愛い人は恋すべきだって。」

「別に良くない?YRもそう思うよね?」

「え?」

 急に話を振られた。

「聞く相手間違えてるって。YRも夏那に恋してるかもだし?」

「そんなことないよね?」

「渚さんに全て読まれてる⁉︎」

 心の中ではそう思ってるが口では

「まぁ…そうだね……」

「そうだよね?男子が全員私のこと好きなわけないもん。」

「男子全員がこんな可愛い人に恋しないのか……」

 チャイムがなり授業が始まった。渚さんも席に戻った。そして授業の終盤まで進んだ。

「お疲れ様でした。じゃあ今日やった文章をペアで読みましょう。」

 英語の時間の終わりには必ず行った文法の問題の文章を読むことがある。

「このペアワークだるいよね?」

「まぁそうですね。」

「さっきは渚がごめんね?男子みんな私のこと好きなわけないじゃん。」

「そうかもですね。」

「敬語なし。塾で約束した。」

「あぁ…ごめん…」

「それでよし。みんな私を特別扱いしようとしてるけど普通の女の子。恋をしたことない人もいると思うけどな。」

「そんな人も結構いると思うよ。」

「そうだよね?YRはこいしたことあるの?」

「あなたですなんか言えない…」

 そう思ったため少し濁して

「恋をしたことはある。」

「どんな気持ちになるの?」

「僕はその人が輝いてみえて、心がすごくドキドキする時かな?」

「私も恋に出会えるのかな?」

「出会えると思うよ。」

「まぁ出会わなくてもいいけどね?」

「そうだね。」

 改めてこの人は恋をしていないんだなと感じもっと頑張らないとそう思った。

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