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青春夏想  作者: 螢火
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青春。夏那を想う

4月俺は高校2年生になった。去年は初めましての人が多く仲良くなるのが精一杯だったけど新しいこともやってみたいと思っていた。男子生徒たちがざわついている。

「やった。あの西河さんと同じクラスだー。」

「啓太いいなー。」

西河加那。容姿端麗運動神経抜群生物学年TOPの女の子。イケメン先輩や同学年にたくさん告白されるが全て振ってきた高嶺の花。そんな彼女に俺山本亮悟は恋をした。出会いは一年の時…星塾に通い始めると彼女と出会った。わからないところがあったときに彼女が丁寧に教えてくれた。その性格の良さに惚れた。そして彼女と今年クラスが同じになった。これは運命だと感じた。「今年中に告白してやる!」そう心で誓った。始業式が始まり、退屈な校長の話、みんなが楽しみにしてる担任発表が行われた。始業式が終わり体育館からクラスに戻った。休み時間に入り女子は風間に男子は西河に集まっていく。風間颯斗。彼は一年の時からモテモテで女子がよく寄ってきていた。俺は内心

「あの二人の人気すげーよなー。あそこは話に行けそうにないな。」

と思った。その後にみんなが誰かと話してるのを見ていると一人でいる人を見つけた。話しかけようと思いすぐ行動に移していた。

「初めまして。俺山本亮悟。天草君だよね?よろしく。」

「初めまして。天草です。よろしくお願いします。」

「メガネかけてるんだ。視力悪いの?」

「少し右目が見えづらくて…あと目元見られるの少し恥ずかしく、隠したくてコンタクトは余りしない感じです。」

「そーなんだー。だから前髪も長いんだ。」

「はい…」

その後も少し話をしてチャイムが鳴った。

「また今後も話そうよ。」

「うん。」

その後も説明なども聞いて2年の1日目の授業は終了した。放課後颯斗が話しかけてきた。説明の補足をすると俺と颯斗は中学校からの仲であり、親友と呼べる存在である。そして数少ない西河さんに恋していることを伝えている存在である。

「女子の相手相当疲れたんだけど…亮悟も助けてくれよ。」

「颯斗イケメンだから仕方ないだろ?親友だけどそれはできない。」

「てかさーお前と天草君だけ西河さんの所行ってなかったな。」

「うん。」

「お前西河さんのこと好きじゃないの?」

「人が多すぎて話せないと思ったんだよ。」

「お前恋は戦だぞ。そんなんじゃ西河さん落とせないよ?」

「あぁわかってる。」

明日こそはとずっと思いながら2年の初日は終わった。



 

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