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under 500 Ⅱ

電気シェーバー

ヒゲが、1分間に1センチ伸びる。


それは、二日前からの出来事だった。


最初は、怖かった。


寝たら、窒息するのではないか。


そんな不安で、眠れなくなった。





薄くてコンパクトな、ヒゲソリを買った。


スマホに、カタチが似ているやつだ。


それで、呼吸をするように、随時ヒゲを剃った。


それなりに、充実した生活を送ることができていた。




高校時代の友達から、久し振りに連絡が来た。


それで、会うことになった。


「久し振り」


「あっ、うん」


ヒゲが、かなり伸びていた。


友達も、同じ症状なのか?


友達も、ヒゲソリが一日中、手放せない男なのか?


よく見たら、右手には僕のヒゲソリと、同じようなカタチのものを持っていた。


気が付いたら、聞いていた。


「それは、何?」


「普通のスマホだけど」


シンプルヒゲ伸ばし男。


昔のイメージがあるから、それはそれでショックだった。

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