表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

異世界に行かない高校生の日常〜タイトル短いと読まれないらしいからサブタイトルつけて無理矢理長くしてみた件〜

作者: ああああ

「あぶない!」


今日は登校中だった。1日1回は必ず聞く。


大体そこは事故現場だ。男性が女の子を突き飛ばして暴走トラックから助けてるところまで昨日も似たような光景を見た。


僕は親の事情で外国から日本にやって来た高校生で、ここに来てから1ヶ月になる。


日本は驚くことばかりだ!まず数値にこだわりすぎている。


身体測定は週に3回もする。そんなにするかね。そして結果が悪いといじられる。


「よお素早さ2!」


…待ち合わせている友達と出会ってしまった。50m走が7秒の僕は数値にすると2しかないらしい。


「まあ俺も5しかなから人のこと言えないけどな!」


朝はこいつと一緒に登校している。テンションが高い。ちなみに僕と同じ帰宅部である。


「そうそう!また新しい猫の写真撮ったんだよ!お前にも見せてやろう!ステータスオープン!どうだ!かわいいだろう!」


最近の高校生のスマホは声認証が主流らしい。設定しておいた言葉を持ち主が喋ると起動するのだが、「ステータスオープン」と設定している人がものすごく多い。


「おい!今日エプロン持ってきたか?俺味噌つくるの苦手なんだよな!」


日本人で味噌と醤油と刀のつくり方を知らない人はいない。小学校で6年かけて叩き込まれるらしい。


どうでもいいことを話しているうちに高校に付いた。


「俺あっちの教室だからな!じゃあまた放課後!」


友達と別れたあと、自分の席に座るが僕はクラスで友達がいない。


そのため読書と人間観察が趣味だ。


「おーいチャイム鳴ったぞー。座れー。欠席とるぞー。」


先生が入ってきた。


「みんなに残念なお知らせがある。このクラスの佐藤が行方不明になった。心当たりがある人は何か教えてくれ。」


「えー…またですか先生!この前駿太がいなくなったばっかりじゃないですか。素早さが100もあるいいやつだったのに…」


ちなみに駿太は50m走は2.9秒だ。速すぎ。


「…ったく、今年は多いな。このクラスから6人も行方不明者が出るとはな。」


「まあ隣のクラスよりはマシか…。ある時全員消えたもんな…。」


日本では神隠しがめちゃくちゃ多いらしい。怖っ。


そして始まる授業。


「…となるわけだ。よし!じゃあ賢者美。10分やるから解いてみろ。難しいぞ〜。」


「こんな問題5秒あれば解けます。答えは13です。」


「…正解だ。賢さがカンストしてるやつはやっぱり違うな。」


なんだよ賢さって。なんだよカンストって。やっぱり日本は驚くことばかりだ。


昼休みになった。僕はいつも周りの人の話を聞きながら弁当を食べている。


「よっしゃー勝った!お前ら弱いな。これで1000連勝!」


昼休みはみんなでオセロをしている。僕は輪に入れないが。オセロのルールを知らない人間も日本にはいない。


「尾瀨郎強すぎ…盤面一色なんだけど…」


「強いのはいいけど気をつけたほうがいいよ?できすぎることがあると行方不明になることが多いから…」


名前が自分の長所を表していると行方不明になりやすい。駿太もその一人だろう。佐藤は知らん。なので賢者美も危ないだろう。


授業が終わりテンションの高いあいつと下校中にぽつんとつぶやいた。


「俺…将来が不安なんだよ…俺賢さが8しかないじゃん?だからトラックの運ちゃんになりそうでさ…怖いんだよね…」


トラック業界は人手が少なすぎるので休みが少ない。そのため居眠り運転になりやすく、事故が多くなるらしい。あと賢さ?が低い人が就く仕事なので飲酒運転をする人が多い。


「…まあ乙女ゲーでもして元気出すよ!解決したわ!ありがとな!」


乙女ゲーをする人も多い。ちなみにゲームは、MMORPGか乙女ゲーしか存在しない。競争が激しいのでサービス終了になりやすい。


「じゃあな!また明日も会えるといいな!…死ぬなよ!」


そう言って別れたあとふと思い出してしまった。社畜と同じくらい、やたら周りを解説して自己紹介とかしちゃうようなやつが一番事故に遭いやすいと。

国語の成績が2の僕が書きました。誤字脱字&変な文法は見なかったことにしてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ