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1-5久々の娯楽

どうも、灰色メダルです。

突然ですが、最近taskeyという小説サイトにも投稿し始めました。

さらに…なんと!…THE 初心者の表紙付きです!

ということで今後もよろしくお願いします。

「ス、ススム!…」


 オーラが何か言いたげに俺の名を呼びながら近づいて来る。


「オーラ…ごめん。心配かけたね」


「だ、大丈夫ですか?」


「うん。もう大丈夫だよ」


「ごめんね!オーラちゃん。心配かけちゃって」


「い、いえ…これからも今まで通り接してくれますよね?」


「もちろんじゃない!」


「あぁ、もちろん!」


「ススムといったか…」


「ミレルヴァさん…」


「私は魔人が嫌いだ。

 だが、お前は私の知っている魔人じゃないようだな…

 これからはできるだけお前を人間として見よう。」


「ミ、ミレルヴァさん!」


「勘違いするな。お前への警戒は怠らないからな」


「は、はい…。で、でも…これからはよろしくお願いします!

 ミレルヴァ先輩!」


「あぁ、よろしく…」


 ミレルヴァ先輩はそうそっけなく言った。


「ところでさ、進のことを魔人、魔人って言うけど、なんでそんなことがわかるんですか!?」


「あぁ、そのことについては秘密だ…

 あと、ついでに言うとお前は人間だ」


「どうしてですか!?信用できませんよ!そんなの!

 進が人間じゃないなんて…」


「私の言葉が信用できないならそれでいい。

 あと秘密な理由は……言いたくない。…それだけだ」


 ミレルヴァはどこか嫌なことを思い出したような苦い顔でそういった。


「わかりました。私は信用しませんから。

 …あと、私の事は燈って言ってください。ミレルヴァさん」


「わかったアカリ…それならそれでいい」


 そう言ってミレルヴァはこの場から離れて行った。


「ススム、アカリ、疲れたでしょう?

 休んできなさい。一時間後に夕食ですからその時に呼びに行きます。

 あとお風呂に入るのならオーラに案内してもらいなさい。

 オーラもお風呂入るわよね?」


「はい!入りたいです!」


「ススムとアカリは入りますか?」


「「はい!!ぜひっ!!」」


 おっと、思わず声が被ってしまった。


 もう身体中汗だくでお風呂に入りたくて身体がウズウズしてるからな。


 ってお風呂ってなんだっけ?


「そんなに入りたいなら、すぐに入って来るといいですよ」


「ちょ、ちょっと待ってください!」


「ん?なんですか?ススム?」


「お風呂ってなんでしたっけ?」


「へ!?進!何いってるの?お風呂っていうのは…

 …何だっけ?」


「そうか…記憶がなくなって…」


「ス、ススム!大丈夫ですよ!いつか絶対に思い出すことができますから!」


「ああ。そうだぞススム。私たちも協力するからな!」


「…そ、そうよ!進!クヨクヨしないで!先ずはお風呂がどんなのだったか確認しなくちゃ!」


「そ、そうだな!」


 俺たちが紹介されたお風呂というものは、一言で言うと凄かった。


「ひ、広すぎ!」


「すごい広さでしょ!」


 燈の言葉にガンマ師匠が照れながらもそう言う。


「そうです!ここのお風呂は『世界一』何ですよ!ススム!!」


「うん。俺もびっくりしたよ!」


 そして、俺たちはオーラにシャワーの使い方や、入浴する前に体を洗っておくことなどを説明してもらった。


「服はどうするの?」


「服は、こちらで用意します」


「ポンッ」


 と音がなって、でもガンマ師匠の手のひらから服が3着でてきた。


「はい!どうぞ!」


「あ、ありがとうございます…」


「え、えと…それも魔法ですか?」


「ん?あ、そうよ。転移魔法でクローゼットからとったのよ」


「そうなんですか」


 空間魔法って時空歪むんじゃ…


 でもそれもガンマ師匠が抑えるんだっけ…


「へぇ魔法って便利ね」


「えぇ、使い慣れてきたらとても便利よ。でも使い慣れるのに時間がかかるんだけどね」


「ふ〜ん。早く魔法覚えたくなってきたわ!」


「はい!それじゃ、はい!これがススムの、はい!これがアカリの、最後に、これがオーラの」


「…そういえば…師匠…もうススムのこと…呼び捨てで呼んで……私なんて…あんなに時間が……ブツブツ……」


 すると、オーラが服を受け取って何かブツブツ言っていた。


「オーラ、どうしたの?」


「い、い、い、いえ!なんでもないです!早くお風呂に入りましょう!ここのお風呂はすごいですよ!って

 お師匠様!ここ、お風呂1箇所しかないですよ!どうするんですか!?」


「えぇ!?どうするんですか!?ま、まぁススムだったら……ブツブツ…」


「それじゃあ先にオーラと燈がお風呂はいってよ」


「そ、そうですね。そ、その手がありましたね!」


「そ、そうだね!は、早く入ろう!オーラちゃん!」


「それじゃ、ススム!お先に〜!」


「あぁ、それじゃ、また」


「じゃ、私がススムを部屋まで案内するよ」


「ありがとうございます」


 どんな部屋なんだろうなぁ〜楽しみだなぁ〜


「はい。ススムの部屋はここだよ」


「おぉ!あ、ありがとうございます!」


 その部屋は、一言で言ってとにかく凄かった。


 内装は新築の家みたいだった。


 埃の1つもない。


「これもこれも全部魔法ですか!?」


「その通りだ。ここにあるのは全部私が作成した魔法道具マジックアイテムよ。」


「すごいですね!」


「そ、そ?ス、ススムもこれくらい材料が揃えばつくれるようになるわよ」


 とオドオドしながらガンマ師匠が言った。


 そういえば、ガンマ師匠見た目は俺と同じくらいの歳だけど、何歳なんだ?


 まぁ聞かないでおこう。


「まず、これは冷蔵庫だ」


 ガンマ師匠は、50×50くらいの四角い魔法道具を指差して言った。


「れいぞうこ?ですか?」


「うん。そうよ。これは、この中に食べ物とかを入れて冷やしですか保存する道具よ」


「へぇ〜。でも、食べ物入れるにしては小さくて余り入らなそうですけど…」


「そ・れ・は、空間魔法で中を広げているからよ!」


 空間魔法すげ。今覚えたい魔法ランキング1位だな。


「小さすぎても食べ物が入らなかったら意味ないからね」


「そうですね」


 この後も色々と魔法とえぐの説明をしてくれた。


 俺が魔法道具を「すごい!」と言うと、その度ガンマ師匠は「も、もっと凄い魔法道具があるわよ」と顔を赤くしながら言っていた。


 そして、一通り魔法道具の説明が終わると、ガンマ師匠は、「夕食を作るお手伝いをしてくるわ」と言って部屋を出て行った。


 思えばガンマ師匠、褒められている時はともかく、俺と話している時もタメ語だな。他の人には丁寧語なのに…。


 師匠だから全然いいんだけど。


 それはいいとして、俺が一番感動した魔法道具はというと…


「すっげぇあったかい〜!」


 俺が燈のようなテンションで飛び込んだ魔法道具は…


 ガンマ師匠曰く、『こたつ』と言われる物だった。


 そういえば色々ゴタゴタしてたけど、あの門くぐった瞬間から寒かったんだよな…


 ススムは、その『こたつ』にくるまって、極楽だった……Zzz


「進〜もうお風呂入っていいよ〜」


 どこからか声が聞こえる。


「進〜?聞こえてる〜?」


 ……気づけば俺は寝ていたらしい。


 俺は寝起きは弱い。前からそうだった気がする。


 いや、絶対にそうだ。


 と言うことで寝よう……Zzz


 これから5分程たって、


「確か、お師匠様から聞いたススムの部屋はここでしたね」


「トントン!」


「ススム〜!聞こえますか〜?」


「進!聞こえてる〜!?」


 う〜ん。まだ寝てから10分もたってないぞ。


「ススム、開けますね〜」


 と言ってオーラと燈が入ってきた。


「真っ暗ね」


「寝ているのでしょうか?」


「あ!いた!」


 どうやら見つかったらしい。


「寝ていますね……どうします?」


「う〜ん…どうしよう」


 と言いながら、2人は俺を見つめてくる。


「………」


 あの、そんなに見つめられると恥ずかしいです……


 そんな心の声が聞こえるはずもなく…


「………」


 あの〜……恥ずかしいのですが……


 ……よし!起きよう!恥ずかしすぎる!


「あ、あの〜………おはようございます。」


「あ、お、おはよう!す、進!」


「お、お、おはようございます!ススム!」


 もう外は暗いと思うけどな。


「そ、それじゃ、お風呂に入ってくるよ」


 いかん、2人にうつされて俺まできょどってしまった。


「そ、そう!行ってらっしゃい!」


「あ、あぁ、それじゃ」


「あ、あの、ススム!ご飯1時間後くらいですので!それまでにお風呂でていてくださいね!」


「うん。わかった」


 夕食どんなのだろ…。楽しみだなぁ…


 そう思いながら俺はお風呂へと向かった。

……すいませんでした!

今回も修行パートにたどり着くことができませんでした!

次回こそは必ず!……



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