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1-3森林の奥の秘密の入り口

灰色メダルです。

テスト期間中は、もしタイムワープできたらテストの解答を丸覚えして満点取ってやる!と思っていました。

できたらいいんですがね…

皆さんはタイムワープできたらどうします?

「本当に魔獣と遭遇していないんですか!?」


 ものすごい剣幕でオーラが迫ってくる。


「え、えぇ…」


 そんなにおかしいことなんだろうか?


 オーラもパッと見服が破れているくらいで怪我を負っていなさそうだけど…。


「お師匠様から鍛えられている私でも下手すれば大怪我をする森ですよ!」


「いいですか!魔獣というのはですね、5年前にあった「リーナ8632a」という惑星からの宣戦布告で、

 地球に放たれた宇宙人の眷属です!ここには最大でモンスターランクA級のケルベロスの発見報告もあります。

 噂では5mを超える魔獣を見たというものも…」


 ん?宇宙人?宇宙人ってあの全身タイツみたいな生物の?


「ちなみに「リーナ8632a」という星はここからどれほど離れたとこに?」


「確か…100億光年はあるかと…」


 ……は?


「そんなに遠いとこどう行くのよ?」


「はい。転移魔法を使えば可能かもしれませんが、転移魔法や時空魔法を使いますと

 時空が歪みますので恐らく太陽系1000個分ぐらい軽く無くなりますね。」


「「は!?」」


「ですが転移魔法が使えるという人は片手で数えられるくらいしか確認されていません。

 ちなみに時空魔法を使える人で確認されている人は1人だけらしいです。」


「それに、転移魔法と時空魔法は莫大な量の魔力を使いますので

 今最高で確認されているのは1万光年です。」


「しかし、先ほども言ったように、転移魔法と時空魔法は時空が歪みます。

 だから、転移魔術師はそれを抑え込むこともしなければなりません。そのせいで最大1万光年しか飛ばすことができないのです。」


 ちょ、ちょっと待て…時空魔術師!?

 怪しすぎる!そいつ!絶対そいつだな!俺たちを召喚したの!


 と思いながら灯りを見てみると…


「へぇ〜!燃えるねぇ!いつか使ってみたいなぁ」


「ついでに言うとお師匠様も転移魔術師ですよ」


「ええ!」


「すごいですよ!お師匠様は!!」


 俺たちはそう雑談しながらお師匠様のとこに向かった。


 ついでに聞いてみると、時空魔術師の行方は知らず、最大で何年飛ばすことができるかも不明らしい。


「謎すぎる!!」


「「うわ!!」」


「うるさい!」


「そうですよ!本当にびっくりするんですからね!」


「というか本当に見ませんねぇ…」


「「?」」


「魔獣ですよ」


「そうですね」


 そう言いながらゆっくりとお師匠様のとこに向かって行った。






 3日後、俺たちはまだ歩いていた。


「もう直ぐですよ!」


「本当!」


「はい!」


 お、もう直ぐかもう食料枯渇してきたし、


 途中湖で汲んだ水も無くなってしまったからありがたい。


「着きました!」


 俺たちが3日かけて来たとこ…


 そこは…


 変わらず森林だった。


「なにもないじゃない!」


「本当にここであっているんですか?」


「はい!もちろんです!」


「行きますよ〜!」


「開け!ゴマ!!」


「え?」


 合言葉メジャーすぎるだろ…。


 すると、目の前に物語に出てくるような城……の扉が現れた。


「すごい!これが転移魔法!?」


「いえ、違います。魔法道具マジックアイテムで透明化していただけです。」


「それから、今からくぐるこの扉も魔法道具ですよ。」


 わかったぞ!かの有名などらえ○んの秘○道具!

「透明マ○ト」と「どこでも○ア」だな!


「ゴホン、ゴホン。オーラ君、この先にお師匠様がいるのかね?」


「は、はい。なんか喋り方変ですよ。ススムさん」


「そうですかね?さ、行きましょう」


「は、はい…」


「うわぁ!「どこでも○ア」じゃんこれ!!」


 よし、少し緊張するなぁ。確かオーラのお師匠様の強さってTOP10に入るんだよな…


 機嫌を悪くしないようにしないと…


 という意気込みは「どこでも○ア」をくぐって直ぐに打ち砕かれた…


 少し歩くと人がいた。


 お、あれがお師匠様か?


 いや、違う…剣士だ


「お〜、女剣士だ!カッチョイ〜!!」


 そこには、腰に剣をさしている赤毛を後ろで束ねている身長170後半くらいの女の人がいた


「あ、は、初めまして。俺の名前はサトウススムと言いま…」


 女剣士が俺を睨みつけた。


 次の瞬間目をカッ!と見開いた。


「ギィン!!」


「うお!」


「だ、大丈夫!?進!!」


 オーラがその女剣士の斬撃を防御結界のようなもので防ぐ


 え!なんで切りかかって…


「逃げてください!」


 オーラが叫ぶ。


「ミネルヴァさん!何をしているんですか!

 この方たちは私が伝えた通り命の恩人なんです!」


 ……ミネルヴァ?…あの女剣士の名前か…


「オーラ!そいつが誰だかわかってんのか!!」


「この方は私の命の恩人です!」


「騙されるな!!

 そいつは全人類の敵……魔人だ!!」


「え!?」


 は!?いや!俺は人間だぞ!


「正体を現せ!!魔人!!」


 は!?だから!俺は人間だってば!


 ススムはそう声に出したかったが、ミネルヴァの気迫に負けて声が出せない。


 けど、あの有名なアニメの主人公の巨人君の気持ちがよくわかった気がする。


「殺す!!」


 ミネルヴァが俺の目の前に急に現れて剣を振り下ろす。


 あぁ俺の人生もう終わりか……


 視界の端では必死に駆け寄るオーラと燈の姿が見えた。


 あれ?剣がふってこない…


 見てみると、俺に剣を振り下ろそうとしたところでミネルヴァの動きが止まっていた。


 え?な、何が起こったんだ…?


 俺が呆然としていると、


「進!大丈夫!?行きてる!?」


「ススム!大丈夫ですか!?」


「え、えぇ、なんとか…」


「し、しかし…これはオーラが?」


「お、男の人にな、名前を世、よよ、呼び捨てに…ゴニョゴニョ……」


 オーラが顔を赤くしてうつぶいた。


「あ、す、すいませんオーラさ…」


「いえ、オーラでいいですよ。ススム!」


「ちょ、ちょっと何イチャついてんのよ!」


「ところでこれはオ、オーラが?」


 いかん、俺も燈と妹以外呼び捨てしたことなかったからついごもってしまった。


「あ、え、えーと、こ、これは私の師匠が…」


 オーラも顔を赤くして沢山噛みながら説明する。


「はい!もうイチャつくの禁止!!」


 そ、そうだ俺は先ほど死にかけて…


 そう思いながらミネルヴァの方を振り向くと


「グゥ〜!」


 野獣のように吠えながら俺の方を睨んでいた。


「え、えっと…

 お、俺は人間です!!」


 アニメのセリフで聞いたことあるけど実際言ってみるの初めてだな。


「嘘つくな!!

 魔人が!オーラを騙してここまで来て何をするつもりだ!!」


「お前らのせいで…私の…私の家族を!友達を!…かえ…」


「ミネルヴァ!黙りなさい。」


 俺と同じ年齢くらいの女性がいた。


「お、お師匠様…」


「どうしてだよ!ガンマ!

 こいつらのせいで私の…」


「黙りなさい。ミネルヴァ。あと、ガンマではありません。先生、またはお師匠です。」


「んなことはどうでも…」


 ミネルヴァの声がぷっつりと消えた。


「もう、全く!うるさいですね!うるさいから遮断させていただきました。」


 これも魔法か?…魔法ってすごいな…


「ということなので、ここにはあなたと私の2人しかいません。」


「さて、お話をしましょう?」


 そう少女は笑って言った。

前回妹のいの字も出てこないと行っていましたが1回だけ出ましたね。

それにススムたちが魔法を習うのも明日になりそうですね。

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