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第1章 タイムワープ

初投稿です。

字に間違いがあっても暖かい目で読んでくれると嬉しいです。


ちなみに私はタイムワープできるのなら大昔に行って

マンモスを見て見たいです。



 俺の名は佐藤進。歳は15で何の変哲も無い明日公立高校の入学式を迎えるごく普通の一般人です…いや、だった。…か。なのに‼︎ どうしてこんな目に


  それは妹が俺を春休みの最後の日を楽しもうとゲーセンに連れて行かれた日のことだった。であった。ちなみに妹の名は佐藤ハルカ。歳は俺の1つ違いで14歳。その妹はというと、本当に俺と同じ血が通っているのか?と不安になるくらい優秀です…。成績優秀で、美形で、まな板だがスレンダーで学校では、学校全体の男子のアイドルである。


「お兄ちゃん、起きてよ〜!」


「あと5分だけだから…」


 うるさいな〜。もうちょっと寝かせてよ…


「それ言うのもう10回目だからね!

 しかも! 今日は春休み最後の日だよ!『ら す と ば け 〜〜 し ょ ん』だよ!」


 わかってるよ…最後だから寝たいんだよ…


「…うん」


「ちょっと!聞こえてる!?」


 だから…俺は寝たいんだって…


「…うん」


「最後なんだからさ!どっか2人で遊びに行こうよ!

 そうだ!

 ゲーセンがいい!ゲーセン行こ!ゲーセン‼︎」


 よし!俺には何も聞こえない!


「…うん」


 俺はどんどん 睡眠の波に飲まれて行く…


「も〜!支払いは全部お兄ちゃんでね!」


「…うん…ん?」


「やった〜‼︎

 約束だよ!絶対ね!」


「ちょっと待った〜〜!!」


「え?」


「俺もう財布の中身からなの! カラカラの餓死状態なの!ミイラなの!

 俺の持ってるのは財布は財布でも財布のミイラになっちゃったの!」


「でも約束したもん!」


「いや、そんなのしてない!」


「した!」


「してない!」


「ふ〜ん。だったらこれ聴く?

『も〜!支払いは全部お兄ちゃんでね!

 …うん…ん』」


「な!」


 録音してやがった…あいつ!


「じゃ、約束だよ〜」


「ちょ、ちょっと待て!」


 そう言ってハルカはウインクしながら「 チロッ」と効果音がなりそうに舌を出して朝食を作りに行った。






「行ってきま〜す!」


「はぁ〜〜」


 結局、俺が全払いかよ…はぁ〜


「あっ!」


「おはよ〜! 燈パイセン!」


「おはよう燈」


「あっ!おはよ〜ハルカちゃん!

 あ、進おはよ」


 俺は後付けかよ…


「燈パイセンこれからどこ行くの?」


「最後の日だからゲーセンでパーっと遊びたいなってね〜」


「え〜!私と一緒だ〜!一緒に遊ぼ!一緒に〜!」


「うん!いいよ〜!一緒に遊ぼ!」


「じゃ、遊び相手できたみたいだから俺帰るね」


 よし!これで俺の金は…


「ガシッ!」


「お・に・い・ち・ゃ・ん

 い・っ・し・ょ・に・あ・そ・ぼ?」


「ハイ。イッショニアソビマショウハルカサマ。」


「うん!よろしい!」


「じゃ、行こう!お兄ちゃん!燈パイセン!」


 はぁ〜


 こうして心のそこからため息をつきながらも妹と燈と3人でゲーセンのゲームを楽しんだ。


でも俺の金……グスッ


「もう暗くなってきたね。今日は楽しかったな〜」


「あと、今日の夕食はパスタだからね!しかも!私もお兄ちゃんの大好きなカルボナーラ!」


「おぉ!早く食いてーな!」


「いいな〜。私も好きだよ!カルボナーラ!」


「だったら燈パイセン一緒に夕食食べよーよ!」


「え!?いいの!?」


「うん!楽しみにしててね!

 早く帰ろう!」


  そう、ゲーセンで遊んだ後は家で大好きなカルボナーラを食べる!はずだった…


「ブロロロロロロロ!」


「うん?」

 

『え?』


 俺は2人を守ろうと突き飛ばそうとして…



間に合わずに道路を横断中に後ろから暴走してきた恐らく居眠り運転?のトラックが3人に突っ込んだ。


 

 不思議と痛みも衝撃も感じなかった。


 



 そして、一瞬にして目の前が真っ白になって真っ暗になった………





  ……… ポツ ……… ポツ……ポツ……………


 何かが顏に落ちている…


 液体状だ…


 舐めてみた…水の味がする…


 そういえば何かがさっき起こったんだよな…


 なんだったっけ?


 ………確かゲーセンで遊んで…俺の金が無くなって…


  ………なんだっけ…… そうだ!帰ってる途中にトラックが突っ込んできて……


 ってことは死んだの?俺?


 でもこれ…水だよな…ってことはなんだ?……


 死後の世界ってか?


 とりあえず瞼開けないと…


  ……?…?


  「え?」


 視界全体が森だった。


「どこだここ!?」


「ハルカは?燈は?」


燈は俺の横に寝転がっていた。


「燈!」


…ポツ…ポツポツ…


「あ!雨が!」


ザァ!!


「土砂降りかよ!」


「ハルカは?ハルカはどこだ!

 ハルカ!ハルカー!」


 ハルカがいない!どこだ!けどこんな土砂降りじゃ俺も燈も風邪引いちまう!


 とりあえず手頃な洞穴…は…あった!


 とりあえず燈を運ばないと…!


 そして妹を探して…


「よいしょっと」


 進は燈を持ち上げ(いわゆるお姫様抱っこ)洞穴へと向かった。


 重いな…50前後くらいか?(ついでに身長は170前半)


 ちなみに俺は身長165cmの体重55kgである。


 これから伸びる!俺は高校で伸びるんだ!


 ていうか俺高校行けるのか?


 



「ん?」


 俺が雨の中妹を探しまくり、日が落ちて諦めかけて洞穴に戻った時に燈が目覚めた。


「燈!起きたか!」


「進?」


「ああ。俺だよ」


「え?私たちはトラックに轢かれたはず…」


「ああ。なぜこうなったのか俺には全くわからないよ…」


 俺がそういうと燈は10秒ほど俯き、周りを見て、


「ハルカちゃんは?ハルカちゃんはどこ?」


「わからない。今までずっと探していたが見つからない…」


「…そう…なんだ…」


「ああ…」


「ところで体調はどうだい?」


「少しだるいけど問題はないよ」


「良かった…。それじゃちょっと頭を整理しよう」


「わかった」


「まずわかることが、俺たちはトラックに轢かれた。

 そして気づいたらここにいた。

 燈は俺のすぐそばにいたのに妹はおらず、探しても見つからなかった。

 というとこかな?」


「うん」


「そこで俺は1つ、仮説を立ててみたんだ」


「よく聞いて。まず最初に俺たちはトラックに突っ込まめた。

 けど、俺たちは無傷だ。

 ということから、俺は最初は本当に死んだのではないかと思ったんだ。

 いわゆる死後の世界ってやつだよ…」


「それと同時に俺は考えたんだ。

 俺らはトラックに追突される寸前になんらかが原因で

 どこかに転移したんじゃないかと。」


「ハルカちゃんは?」


「ハルカは、6時間位探したけどいなかった…

 だから、考えられる仮説は2つある。


 1つ目は、ここが死後の世界だとしたら妹がいないということは、

 妹は俺たちのもといた世界で生きているという妹生存説。


 2つ目は、もしここが死後の世界だとしても転移後だとしても、

 妹と俺らが離れ離れになってしまった説だ。」


 あともう1つあるが、

 それはここが転移後の世界だったとして、

 妹が転移せずにそのままトラックに轢かれた説なのだが、

 燈に言っても不安にさせるし、そんなこと俺も考えたくないしね。


「へぇ〜〜!」


 と仮説を言っていたら、

 燈が目をキラキラと光らせていた


「ど、どうしてそんなに目をキラキラさせてるのですか?」


「だって転移でしょ!転移!!」


「いや、あくまでその可能性もあるってだけで…」


「異世界召喚かもしれないんだよ!異世界召喚!!」


「この星に勇者を召喚しようとしたけど

 失敗してしまいこんな森の中に召喚されてしまった!てきな!」


「燃えるね〜!」


 こいつこういうやつだったのか…


「ああそうだな。

 それよりも、これからのプランを立てよう。」


「まずハルカを探すことが最優先だ。

 燈は俺のそばにいたから妹も

 そんなに離れていない場所にいるかもしれない。」


「 だから、まずあたりを探して、

 いなかったら人を探そう。

 そしてハルカを見なかったか聞いて、

 村への道を教えてもらう。

 村に転移した可能性もあるからね。」


「はい!進!食料問題は?」


「そう!そして重要なのが食料だが、

 ゲーセンで取ったお菓子いっぱいあるが

 お菓子しかないからね。

 まぁとりあえずはお菓子だけで我慢しよう。」


「 ということで…「異世界生活始まりよ!」

注意

進達は「異世界召喚だー!」みたいなこと言っていますが、

タイムワープです。


決してタイトル詐欺じゃないですよ(汗)

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