謎の剣豪
代官屋敷を襲撃し遠山をあっさりかわし切腹に追い込んだ謎の男。しかしその正体はわからない。そんな折、男が使った技から七人侍の一人高柳またろうに疑いがかかり宍戸、岡田、笹本の三人がまさに斬りかかる勢いであった。
代官「待て❗」
岡田「代官様?」
代官「話はまだ終わっとらんぞ。誰が高柳だといった?確かに奴が使った技は高柳の技と同じだが高柳では断じて無いぞ!」
宍戸「高柳殿ではないと?」
岡田「では、一体何者ですか?」
代官「それは分からん。しかし何かを知っておるんじゃないか?高柳よ‼そなたから何か申してみよ!」
高柳「畏れながら申し上げます。その男に一つ心当たりがございます。昔この手で剣を教えたものが一人おりました。」
代官「何と!お前に弟子がいるのだな?」
高柳「いえ、とうの昔に破門致しました。私が剣を教えたのは後にも先にもその者だけです。」
代官「その者の名は?」
高柳「名を河上げんざい!」
代官「その男を何故破門としたのだ?」
高柳「河上が私の元に現れたのは私が剣豪として名の売れる前でした。河上は太刀筋が良く覚えも天才的に早かった。しかし剣を覚えはじめて三年が経とうという頃、河上は私に隠れては夜な夜な闇試合に出るようになりました。日に何人とも殺し合う闇試合で弟子を失いたくない私は河上を説得しましたが奴の刀は血を吸いすぎたようです。その後も何度も闇試合を受けていたようで泣く泣く破門としました。」
代官「間違いないのか?」
高柳「はい。私は代官様の話を聞くまでは河上はとうの昔に死んだと思っていましたが話を聞いて確信しました!恐らく今回の襲撃は私に関係があるのかも知れません。」
代官「よし、本日この場よりかの男、河上げんざいを捕らえる任務を高柳に与える!場合によっては斬り捨てても構わん!」
高柳「分かりました、必ず河上を‼」
謎の男の正体はかつての高柳の弟子、河上げんざいであった。果たして高柳は捕らえる事が出きるのか?




