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剣豪伝Ⅱ  作者: 苦痛笑虫
17/18

血飛沫‼

遂に始まった御前試合‼笹本ろうま対野猿之助。笹本が2度目の発砲をした刹那、高柳の悲鳴ともいう怒号がこだました。


ばきゅっ❗


笹本「!?」


ポタッ ポタッ


笹本の発砲よりも先に野猿之助の刀の方が先に振られていた。弾は野猿之助の肩に命中したがかすり傷だ!僅かに早く野猿之助の振った刀は大きく弧を描くと笹本の拳銃を宙にはね飛ばしていた。


ガシャ


落ちた拳銃を見た笹本の目に信じたくない光景が映る!自分の手首もそこに落ちていたのだ。そして痛みが笹本を襲った。


笹本「‼?...手が...わしの手があぁァ~!」 ブシュアッ


噴き出す血飛沫、腕を押さえてこらえる笹本。


野猿之助「ききき、楽にしてやる。一瞬だ。」


再び野猿之助の一文字斬りが笹本に放たれる!


ばひゅっ


どん‼


笹本の首が呆気なく宙にを舞い転げ落ちていた。笹本は膝をついた姿で絶命した。それを確認すると野猿之助は壇上の隅に移動して次の試合に備える。代官はそれを見て顔を伏せたまま震えていた。


代官「ぐっ...笹本。無念だ」


野猿之助「おい代官‼早く勝利者を宣言しろ、この俺の名をなあ!」


代官「おのれ~!....勝者、野猿之助」


代官の宣言が終わると壇上に二名の男が上がり笹本の死体を運び出すと素早く掃除を終えて壇上を後にする。

笹本の惨劇を目の当たりにしたのも束の間第二戦が始まる。

次に壇上に上がるのは次鋒、宍戸ばいえん‼鎖がまの達人である。宍戸は先程の光景を忘れるかのように頭を振ると壇上に上がった。笹本の死で決着のついた1回戦、勝者は野猿之助。


代官「第二戦目、次鋒宍戸ばいえん対先鋒野猿之助 始め❗」


鎖がまを振り回し距離をとる宍戸の作戦。その範囲を徐々に拡げていく!


宍戸「どうだあ!流石のお前もこれではこの俺に攻撃を当てる事は愚か刀を振ることも出来まい‼初戦は運が味方してようやく勝てたようだが俺は笹本のようにはいかんぞ!」


ぶぅん ぶぅん ぶぅん ぶぅん


宍戸「うっ?なっなんだ‼踏ん張りがきかん、脚がおかしい!まるで感覚が無い!これは一体?」


野猿之助「はーはっは、やっとこさ異変に気付いたか、本当にトロイ奴だ‼足をよく見てみろ‼」


宍戸「何?」「あ、ああうあああ~~❗」


宍戸の両足からは血が噴き出して完全に切断されており切断面が僅かにずれて乗っているだけだった。気付くと同時にずれた脚が離れて崩れ落ちる宍戸‼足を失った宍戸にはもはや立つことさえ出来ない。


宍戸「ばっばかなあ❗いつの間に?...うっがっがっ」


野猿之助「お前が初めに鎌を振った時既に俺はお前の足を斬っていたのさ!ききき~、もうお前はおしまいだ‼」


宍戸「た、助けてえ!...だずげでぇ❗死にたくねえ‼」


ドスッ‼


宍戸「ばびらッ‼」


野猿之助の留めが宍戸の首に突き立てられた。辺りに静寂が訪れそれをかき消すように代官の声が響いた。


代官「勝者、野猿之助‼」


初戦に続き二戦目も征した恐るべき男野猿之助‼果たして七人侍達はこの男をとめられるのか?


挿絵(By みてみん)

野猿之助


農民出身でありながら七人侍を立て続けに斬り伏せた剛の者。身の丈以上の長刀を自在に操る。

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