代官御前試合開催
遂に御前試合当日がやって来た。死人確実の真剣勝負‼場所は代官屋敷内にある試合場。僅か5メートル四方の小さな壇上で10名が斬り合う。本来は木刀での試合であり死人は殆ど出ないが今日は違う。まさにここに血飛沫が飛び死体が転がる。代官は試合後の片付けを請け負う2名の死体処理専門の人間を用意し更に医者を2名手配していた。勝敗の宣言は代官が受け持つ。ルールは勝負して相手を殺した者が勝ち又は戦闘不能にすると勝ちのデスマッチ‼
代官「では勝負の順番を発表する!」
七人侍側 一一一一一一一一 河上側
先鋒 笹本ろうま一一一一一一 野猿之助
次鋒 宍戸ばいえん一一一一一一一お銀
中堅 堀部助平一一一一一一一一 西川蟹蔵
副将 岡田いじょう一一一一一一一頭領
大将 高柳またろう一一一一一一一河上げんざい
代官は発表をおえると壇上の外に降りて特別に用意されたスペースに座った。ここからは試合が一番良く見えるのだが代官の顔からは血の気が引いていく。しかしもう一人顔色が悪い者がいた。笹本ろうまである。足は震えているようにも見えた。
高柳「笹本殿、顔色が悪いようだが?」
笹本「なあに、久々の斬りあいで緊張してるだけじゃき。」
河上側は早く戦いたいのか今にも襲いかからんとしていた。特に先鋒の野猿之助は目が血走り舌舐め摺りをしている。
野猿之助「ききき、初めに俺に斬られるのはあいつか!一番弱そうな奴じゃねえか‼ふざけやがって!」
お銀「あんた絶対に勝ってよ!負けたら私の番が来ちゃうんだから!」
そしてそれぞれの一名ずつが壇上に上がった。七人侍、笹本ろうま対野猿之助の戦いが遂に始まったのだ‼
代官「笹本ろうま対野猿之助‼試合始め❗」
すかさず笹本が銃を構え野猿之助目掛けて発砲した。
どぱーん!
しかしこれをかわす野猿之助‼同時に距離を詰める!
野猿之助「拳銃か?だがもう遅い!」
笹本「一発めはわざとはずしたんじゃ‼これでしまいぜよ❗」
距離を詰めた野猿之助に二発目が発射された。
ズドーン‼
高柳「いかん❗笹本殿ーっ、」
突如、高柳の怒声がこだまする!




