最後の晩餐
御前試合を明日に控えた蟹蔵達はある加治屋を訪れた。注文していた蟹蔵の品を受け取りに来たのだ。
蟹蔵「おーい俺だ‼あれ出来た?」
頭領「あれ?一体何ですかあれって?」
蟹蔵「見てのお楽しみ、俺の潜在能力を引き出す最強の武器だ‼」
頭領「え?今言ってんじゃん。」
するとボロボロの戸が音をたてて開き中から老人が出てきた。腰が90度に曲がったその老人は蟹蔵達を睨み付けると中に入れと目配せした。蟹蔵はさっさと入っていく。
頭領「まっまって下さいよ。」
中に入るとそこには狭い部屋いっぱいに巨大な武器が中央に置かれておりそれを老人が迷惑そうに指差した。
老人「早く持ってけ‼狭くて仕方ないわ!」
蟹蔵「あーわりい‼ちょっと大きく言い過ぎたかな?」
頭領「こっこれって槍...ですよね‼持ってけったってどうやって運ぶんですか?」
蟹蔵「馬鹿だなあ、持てなきや武器にならんでしょ‼」
そう言うと蟹蔵はその巨大な槍のようなものを持ち上げると肩に担いで見せる。
驚いた表情を見せる老人と頭領。
老人「まさかこれ程とは、半ば冗談で作ったのだぞ!」
驚く二人をよそに蟹蔵は再び河上のもとを目指し加治屋を後にする。あわててついていく頭領。新たな武器を手にした蟹蔵に死角は無い。天下無双の豪傑が今歩きだした。
その頃、代官屋敷では最後の言葉を代官が七人侍達に伝えていた。それぞれが決意の表情をして聞いている。
代官「皆も知っての通り奴等は強い!そなたら七人侍は負けることは許されん‼...が、しかし命を棄てる事は無い!ここの誰も死んではならん、血を流さずに奴等に勝つ方法があるはずじゃ‼それをゆめゆめ忘れぬように!」
七人侍一同「ははーっ!」
決戦前の夕暮れになり河上のもとにそれぞれが集結した。長刀使い野猿之助、天下無双の豪傑西川蟹蔵、舎弟頭領、紅一点お銀、そして人斬り抜刀斎河上げんざい‼
河上「いよいよだ、いよいよ俺達の最強が証明される!七人侍の死をもってな‼」
蟹蔵「がははは、残念だが俺の後に控えていては出番は無いぞ!そのつもりでな!河上の旦那。」
野猿之助「だといいがな...。」
明日の決戦に向けて遂に準備が整った。勝つのは七人侍をゆうする代官か?それとも河上達か?
代官御前試合まで0日‼




