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人狼会議列伝  作者: 志月ゆかり
第0章 クララの場合:Side最初の犠牲者
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登場人物紹介(第0章)

・クララ…花屋。23歳。純粋で人当たりがいい。敬虔なギーマ教徒。洗礼名は「メータ」。植物好きが高じて、都会から独り立ちして偏狭のこの村に来ている。両親は健在でたまに手紙のやりとりをする。人のことをよく見ていて感情の変化に敏感だが、試練が始まる前に人狼に喰い殺されてしまった。


・フレデリック…便利屋。30歳。主に隣町と村を行き来して商品の売買や手紙の仲介をしている。少し気弱で幸薄そうな顔をしている。実際苦労人である。


・ティラ…パン屋。38歳。アントンの妻で、エラ、ベラの母親。同じ母親同士だからか、ユリアと仲が良い。働き者で料理が得意。アントンのことは何も言わないでもわかる。


・アントン…農夫。42歳。エラ、ベラの父親。実直で寡黙な性格。黙々と農具を手に仕事をするときと家族団欒のときが一番幸せ。


・エラ…アントン、ティラ夫妻の娘。ベラの双子の姉。14歳。あまり表情が動かない。お菓子作りが得意。プロレベル。大きくなったらお菓子屋になりたい。


・ベラ…アントン、ティラ夫妻の娘。エラの双子の妹。14歳。声に抑揚がない。裁縫が得意でよくイレーネの手伝いをしている。大きくなったら雑貨屋になりたい。


・ユリア…靴屋。イェフの母親。41歳。夫に先立たれ、息子のイェフを連れて田舎に流れてきた。大人しくて流されやすい性格。息子のことを何より大切に想っている。同じ母親同士だからかティラと仲が良い。


・イェフ…ユリアの息子。12歳。ドミニクとよくチャンバラや鬼ごっこをして遊んでいる。物心ついたときから父親がおらず母子家庭。お母さん大好き。手伝いもちゃんとする良い子。母に連れられて毎回ミサに出向いては母と牧師オスヴァルトの話をよく聞く。


・エマヌエル…農夫。26歳。5年ほど前にこの村にやってきた。人当たりが良く誰とでも分け隔てなく接する。働き者。


・ハリー…農夫。24歳。ノーマンと仲良し。のんびり屋でノーマンによく振り回されては一緒に、あるいはその場にいないノーマンの代わりに怒られている。この子供のようなノリは嫌いじゃない。


・ヒューベルト…農夫。36歳。十年以上前に村にやってきた。つり目と濃い色の瞳が特徴的。自他供に厳しく、特に仕事をサボりがちなノーマンをよく叱っているが、なぜかノーマン以上に仕事をしないヴィンフリートには何も言わない。


・ターニャ…牧場主。31歳。たくましい女性。マリアナと仲が良いのか悪いのか微妙な関係で、よく占いの話を聞いているが意見を戦わせることも多い。動物といると落ち着く。でも燻製ハムが好き。酒豪。


・カレン…ターニャの養女。19歳。ターニャと同じ農場で家畜たちの世話をしている。人付き合いがあまり得意でなく基本的に無口だが、なぜかターニャとは普通に接しているようだ。


・ギルベルト…大工。32歳。おおらかで働き者。仕事がないときは農夫たちの手伝いをしている。村一番の力持ち。肌が浅黒い。


・ロナルド…鍛冶屋。47歳。職人気質だが寡黙ではなく結構お人好し。鉄や農具のことを語らせると長い。酒に弱いが飲んべえ。よく若者に絡んでいるところが目撃されている。


・イレーネ…服屋。26歳。ものすごく美人。絹のような長髪が自慢。お洒落でセンスがよく、実際自信がある。本当は都会にいたが、ギスギスした人間関係に飽き飽きして田舎に来た。


・エルザ…虚弱体質の女性。21歳。立つことができない。敬虔なギーマ教徒で、楽園に行くとき=死ぬときが近いと自覚しつつ毎日神に祈りを捧げる。オスヴァルトに頼んで部屋に祭壇を作ってもらった。クララがよく持ってきてくれる花を心待ちにしている。


・リサ…酒屋兼薬屋。32歳。酒も薬も大体自家製。姉御肌で人の相談に乗るのがうまい。聞き上手。酒にとても強い。エルザの家に定期的に薬を届けている。


・エドヴィン…村の領主。42歳。横柄で偉そう。貴族なので普段は王都に住んでおり村にはいない。堅実なところもあり、村が災害に見回れたときは物資を村人に提供したがそれはそれで偉そう。


・ベンヤミン…エドヴィンの秘書官。43歳。真面目でどこか冷徹さのある男。税務官でもある。エドヴィンにいつも付き従っており、必要以上に言葉を発することがない。


・ノーマン…農夫。25歳。ハリーと仲良し。どこかチャラチャラしているお調子者。歌が得意。リュートが弾ける。ミュージカルよろしく仕事合間に歌い出してはアントンに怒られる。そして仕事をサボってはヒューベルトに怒られる。


・マイケ…元々旅芸人の踊り子で、とある事情から大道芸人集団を抜け村に永住を決めた。27歳。お調子者。体がめちゃくちゃ柔らかい。軽業もできる。


・サマンサ…シスター。18歳。オスヴァルトの手伝いをしている。敬虔なギーマ教徒。オスヴァルトのことを『牧師さま』と慕う。洗礼名は「ゲルダ」。


・オスヴァルト…教会の牧師。28歳。いつも穏やかな微笑みを浮かべている。国教であるギーマ教に仕え、その教えを村人たちに説いている。ミサがない日は農夫たちの手伝いをしていることが多い。洗礼名は「セリム」。十年以上前に聖都グラウブルクで数年間修行を受けた以外はずっとこの村で暮らしている。


・ヴィンフリート…一応農夫だが、ほとんど仕事をしていない。24歳。飄々とした人を食った態度をする。学都シュテファニアの学校に通ったことがある。「無神論者」を自称しており、オスヴァルトとよく意見を戦わせている。


・マリアナ…精霊信仰の自然学者。32歳。オカルト好き。ギーマ教の洗礼は受けたが宗教より世界の探求に興味がある。神より精霊。拾い子のパミーナを育てつつ弟子としている。


・パミーナ…マリアナの養女かつ弟子。16歳。マリアナから占いや精霊たちの話を聞くのが好き。マリアナよりは人付き合いがうまいが、趣味趣向がやはり少し変わっている。


・レオン…王都ハルトシュタットから来た元騎士。32歳。剣の心得があり、村が盗賊や獣に襲われたときは村人たちを守っている。口下手で赤面症。


・ドミニク…村の少年。15歳。農夫たちの手伝いをする傍らレオンに憧れてよく棒切れを振ってチャンバラをしている。本人は真面目に修行しているつもり。イェフのことを弟分のように思っている。数年前に両親を亡くしてから、よくユリアに世話を焼かれている。


・ルイス…釣り人。18歳。2年前に村に来た。基本的に村の外を流れる川で釣りをしているためほとんど姿を見せない。たまに顔を合わせても全員に対して等しく不愛想。人より魚の方が好き。

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